登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
主な医薬品とその作用 問42

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問題

登録販売者試験 平成25年度(地域2) 主な医薬品とその作用 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

外用痔疾用薬に配合される成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。
  • 塩酸ジブカインは、抗ヒスタミン成分であり、痔に伴う痒みを和らげることを目的として用いられる。
  • クロタミトンは、局所への穏やかな刺激によって痒みを抑える効果を期待して配合されている場合がある。
  • イソプロピルメチルフェノールは、組織修復成分であり、痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して用いられる。
  • 塩酸ナファゾリンは、血管収縮作用による止血効果を期待して配合されていることがある。

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この過去問の解説 (5件)

01

正解:2、4

1:塩酸ジブカインは、局所麻酔成分であり、皮膚や粘膜などの局所に適用されると、その周辺の知覚神経に作用して刺激の伝達を可逆的に遮断する作用を示します。痔に伴う痛み・痒みを和らげることを目的として配合されます。
外用痔疾用薬に配合される局所麻酔成分には、このほかリドカイン、アミノ安息香酸エチル、塩酸プロカイン等があります。

2:設問のとおり。
クロタミトンは熱感刺激を生じさせますが、反対に
冷感刺激を生じさせて痒みを抑えるカンフル、ハッカ油、メントール等が配合されることもあります。

3:イソプロピルメチルフェノールは殺菌消毒成分です。痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として配合される場合があります。
組織修復成分としては、痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、アラントイン、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート(別名アルクロキサ)などが用いられます。

4:設問のとおり。

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02

正解は2と4です。

1 塩酸ジブカインは、周辺の知覚神経に作用し刺激の伝達を可逆的に遮断して、痔に伴う痛みや痒みを和らげます。

2 その通りです。
クロタミトンは、熱感刺激を生じさせます。また、冷感刺激を生じさせるものとしては、カンフル、ハッカ油、メントールがあります。

3 イソプロピルメチルフェノールは、痔疾患に伴う局所の感染を防止します。
組織修復成分として用いられるのは、アラントイン、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネート(別名アルクロキサ)です。

4 その通りです。
塩酸ナファゾリンなどのアドレナリン作動成分を持つ薬に関しては、一般的に心悸亢進や血圧上昇、血糖値上昇を招きやすいので、使用する前に十分な考慮が必要です。

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03

1 誤りです。
塩酸ジブカインは、痔に伴う痛みやかゆみを和らげることを目的として配合される局所麻酔成分です。
皮膚や粘膜などの局所に適用すると、その周辺の知覚神経に作用して、刺激の伝達を可逆的に遮断する作用を示します。

2 正しいです。
クロタミトンは、熱感刺激を生じさせて痒みを抑えます。
また、冷感刺激を生じさせて痒みを抑えるものに、カンフル、ハッカ油、メントールなどがあります。

3 誤りです。
イソプロピルメチルフェノールは、痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として配合される、殺菌消毒成分です。

4 正しいです。

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04

正解:2.4

1 ×:塩酸ジブカインは、局所麻酔成分であり、痔に伴う痛み、痒みを和らげることを目的として用いられます。
また痔に伴う痒みを和らげることを目的として配合されている抗ヒスタミン成分には塩酸ジフェンヒドラミン、ジフェンヒドラミンなどがあります。

2 ○:クロタミトンは熱感刺激を生じさせます。

3 ×:イソプロピルメチルフェノールは殺菌消毒成分であり、痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として配合されている場合があります。
また痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して用いられる組織修復成分にはアラントイン、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイネートなどがあります。

4 ○

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05

正しいものは、2,4です。

誤っているものは以下のとおりです。
1→設問中の「抗ヒスタミン成分」が誤りです「局所麻酔成分」です。

3→イソプロピルメチルフェノールは、「殺菌消毒成分」であり、「痔疾患に伴う局所の感染防止」を目的として使われます。

参考になった数15