登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
主な医薬品とその作用 問41
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 主な医薬品とその作用 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
痔及び痔疾用薬に関する記述について、正しいものはどれか。
- 裂肛は、肛門の出口からやや内側の上皮に傷が生じた状態であり、一般に、「切れ痔」(又は「裂け痔」)と呼ばれる。
- 直腸粘膜と皮膚の境目となる歯状線より下部の、肛門の出口側にできた痔核を外痔核と呼び、排便時にのみ、出血等の症状が現れる。
- カルバゾクロムは、毛細血管を補強、強化して出血を抑える働きがあるとされ、止血効果を期待して内用痔疾用薬に配合されている場合がある。
- 痔は、肛門部に過度の負担をかけることやストレス等により生じる生活習慣病であるため、痔疾用薬の使用と併せて、痔を生じた要因となっている生活習慣の改善等が図られることが重要である。
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この過去問の解説 (5件)
01
裂肛は、便秘などにより硬くなった糞便を排泄する際や、下痢の便に含まれる多量の水分が肛門の粘膜に浸透して炎症を起こしやすくなった状態のまま勢いよく便が通過する際に粘膜が傷つけられることで生じます。
2 誤りです。
内痔核と異なり、排便と関係なく、出血や患部の痛みを生じます。
3 正しいです。
4 正しいです。
痔の原因となる生活習慣の改善を図るとともに、一定期間、痔疾用薬を使用しても排便時の出血や痛み、肛門周囲のかゆみ等の症状が続く場合には、肛門癌などの重大な病気の症状である可能性も考えられるため、早期に医療機関を受診することが必要となります。
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02
1:設問どおり。
痔核は、肛門に存在する細かい血管群が部分的に拡張し、肛門内にいぼ状の腫れが生じたもので、一般に「いぼ痔」と呼ばれます。
痔瘻は、肛門内部に存在する肛門腺窩と呼ばれる小さなくぼみに糞便の滓が溜まって炎症・化膿
を生じた状態を言います。
2:外痔核では排便と関係なく、出血や患部の痛みを生じます。
内痔核は、直腸粘膜と皮膚の境目となる歯状線より上部の、直腸粘膜にできた痔核を言います。直腸粘膜には知覚神経が通っていないため、自覚症状が少
ないことが特徴です。排便時に脱肛、出血等の症状が現れます。
3:設問どおり。
内用痔疾用薬には、止血成分のカルバゾクロムのほか、生薬成分(センナ、ダイオウ、カンゾウ、ボタ
ンピ、トウキ、サイコ、オウゴン、セイヨウトチノミ、カイカ、カイカク等)、塩酸リゾチームなどの抗炎症成分、肛門周囲の血行を促進するビタミンEなどが配合される場合があります。
4:設問どおり。
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03
1 その通りです。
裂肛は、便秘等により硬くなった糞便を排泄する際や、下痢の便に含まれる多量の水分が肛門の粘膜に浸透して炎症を起こしやすくなった状態で、勢いよく便が通過する際に粘膜が傷つけられることで生じます。
2 外痔核は、排便と関係なく出血や患部の痛みを生じます。
3 その通りです。
4 その通りです。
生活習慣の改善を図るとともに、一定期間、痔疾用薬を使用しても症状が続く場合は、肛門癌や直腸癌などの重大な病気の症状である可能性も考えられますので、早期に医療機関を受診することが望ましいです。
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04
選択肢2の設問文の誤っているところは「排便時にのみ、出血等の症状が現れる」という部分です。外痔核は内痔核と異なり、排便と関係なく出血や患部の痛みを生じます。
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05
1 ○
2 ×:外痔核は排便と関係なく出血等の症状が現れます。
また歯状線より上部の、直腸粘膜にできた痔核を内痔核と呼び、こちらは排便時に出血などの症状が現れます。
3 ○
4 ○
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