登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
主な医薬品とその作用 問60
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 主な医薬品とその作用 問60 (訂正依頼・報告はこちら)
一般用検査薬に関する記述について、正しいものはどれか。
- 体外診断用医薬品とは、専ら疾病の診断に使用されることが目的とされる医薬品のうち、人体に直接使用されるものをいう。
- 採取した尿を放置すると、雑菌の繁殖等によって尿中の成分の分解が進み、検査結果に影響を与えるおそれがあるので、なるべく採尿後速やかに検査がなされることが望ましい。
- 妊娠検査薬は、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるものである。
- 子宮外妊娠や胞状奇胎などを生じている場合には、妊娠しているにもかかわらず検査結果が陰性となることがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:体外診断用医薬品とは、文字通り体外で使用するもので、人体に直接使用されるものではありません。医療用検査薬がほとんどですが、一部は一般用検査薬として薬局等で取り扱いが認められています。尿糖・尿たんぱく検査薬、妊娠検査薬がその例です。
人体に直接使用されるのは体内診断用医薬品で、画像診断用の造影剤などがあります。体内診断用医薬品は、医療用検査薬として扱われます。
2:尿糖・尿たんぱく検査薬、妊娠検査薬に共通する注意事項です。
検査結果に影響を与える要因としては、このほかに、採尿の時期・タイミング、検査薬の取扱い、食事や服用している医薬品などがあり、正しい使用が行われないと正しい検査結果が出ないことがあります。
3:設問のとおり。
妊娠すると、胎児(受精卵)を取り巻く絨毛細胞からヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が分泌され始め、尿中にhCGが検出されるようになります。妊娠検査薬は尿中のhCGの有無を調べるものです。
4:平成19年度版の「登録販売者 試験問題の作成に関する手引き」では、これと同じ記載があり、平成26年までの登録販売者試験ではこの記載は正しいとの判断がなされています。が、平成26年度の手引きの改訂では、この記載は削除されています。
実際のところ、子宮外妊娠や胞状奇胎などの異常妊娠でも検査時期さえ合っていれば検査は陽性となります。よく検査で反応が出なかったり、反応が薄かったりすると子宮外妊娠だと言われることがありますが、反応が出ないのはたいてい検査時期の問題です。
また、これとは別にすべての検査において、偽陽性・偽陰性を完全に排除することはできないことは念頭に置いておく必要があります。検査が陰性であっても症状がある場合には、受診して医師に相談するなどの対応が必要です。
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02
誤っている1についてですが文中の「人体に直接使用されるもの」という部分が誤りで、正しくは「人体に直接使用されないもの」です。
人体に直接使用されないものとは、尿・糞便、鼻汁、唾液、涙液など採取に採血や穿刺の必要のない検体を指します。
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03
1 人体に直接使用されることのないものをいい、医療用と一般用があります。
2 その通りです。
3 その通りです。
4 その通りです。
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