登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
医薬品の適正使用・安全対策 問103
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 医薬品の適正使用・安全対策 問103 (訂正依頼・報告はこちら)
塩酸プソイドエフェドリンを主な成分とする一般用医薬品の添付文書における、「次の人は使用(服用)しないこと」の項に関する記述について、正しいものはどれか。
- 尿の貯留・尿閉を生じるおそれがあるため、「前立腺肥大による排尿困難」の症状がある人は、使用(服用)しないこと。
- 徐脈又は頻脈を引き起こし、心臓病の症状を悪化させるおそれがあるため、「心臓病」の診断を受けた人は、使用(服用)しないこと。
- 血圧を上昇させ、高血圧を悪化させるおそれがあるため、「高血圧」の診断を受けた人は、使用(服用)しないこと。
- 胃液の分泌が亢進し、胃潰瘍の症状を悪化させるおそれがあるため、「胃潰瘍」の診断を受けた人は、使用(服用)しないこと。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
2 正しいです。
3 正しいです。
塩酸プソイドエフェドリンは、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強いため、心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人は、症状が悪化してしまうおそれがあるので「使用しないこと」となっています。
ちなみに、塩酸プソイドエフェドリン以外のアドレナリン作動成分の添付文書では、「相談すること」になっているので注意が必要です。
4 誤りです。
胃液の分泌を亢進するのではなく、胃の血管が収縮することによって胃粘膜の血流量が減り、胃の粘膜が痛みやすくなってしまいます。
参考になった数66
この解説の修正を提案する
02
塩酸プソイドエフェドリンは、選択肢文1~3のほか、甲状腺機能障害、糖尿病の診断を受けた人も服用してはいけない薬です。
甲状腺機能障害と塩酸プソイドエフェドリンの関係
→甲状腺機能亢進症の諸症状は、交感神経系の緊張等によりもたらされており、交感神経系を興奮させる成分は、症状を悪化させるおそれがあるため。
糖尿病と塩酸プソイドエフェドリンの関係
→肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病を悪化させるおそれがあるため。
参考になった数21
この解説の修正を提案する
03
1 その通りです。
2 その通りです。
3 その通りです。
塩酸プソイドエフェドリンは、その交感神経系に対する刺激作用によって心臓血管系や肝臓でのエネルギー代謝等への影響が生じやすいため、心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺疾患の診断を受けた人や、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人には、使用を避ける必要があります。
4 血管を収縮させることにより、胃液の分泌を抑制します。
参考になった数21
この解説の修正を提案する
前の問題(問102)へ
平成25年度(地域2)問題一覧
次の問題(問104)へ