登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問2
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問題
登録販売者試験 平成26年度(地域1) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品のリスクに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 本来、疾病の治療を目的として使用される医薬品も、使用方法を誤ると健康被害を生じることがある。
b 医薬品の効果とリスクは、薬物暴露時間と暴露量との和で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。
c 動物実験では50%致死量(LD50)を求めることが可能であるので、薬物の有効性の指標として用いられる。
d 少量の医薬品の投与であれば、発がん作用、胎児毒性や組織・臓器の機能不全を生じない。
a 本来、疾病の治療を目的として使用される医薬品も、使用方法を誤ると健康被害を生じることがある。
b 医薬品の効果とリスクは、薬物暴露時間と暴露量との和で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。
c 動物実験では50%致死量(LD50)を求めることが可能であるので、薬物の有効性の指標として用いられる。
d 少量の医薬品の投与であれば、発がん作用、胎児毒性や組織・臓器の機能不全を生じない。
- a 誤 b 正 c 正 d 誤
- a 正 b 誤 c 正 d 誤
- a 正 b 正 c 誤 d 正
- a 正 b 誤 c 誤 d 誤
- a 誤 b 誤 c 誤 d 誤
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この過去問の解説 (3件)
01
a→使用用量や使用方法を誤って使うと、本来の効果が発揮できなくなる恐れがあります。
b→医薬品の効果とリスクは、「薬物暴露時間と暴露量との積(掛け算)」で表現されます。薬物暴露時間とは薬物にさらされている時間のことをいい、暴露量とは薬物にさらされる薬物量のことです。
c→50%致死量(LD50)とは、実験動物の半数が死亡すると推定される、投与した薬物の量のことです。薬物の毒性を表す指標として用いられており、有効性の指標ではありません。
d→100%安全だという医薬品はなく、少量の医薬品の投与であっても、発がん作用、胎児毒性や組織・臓器の機能不全が生じる場合もあります。
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02
使用方法を守ることで効果・効能を期待できます。
正しい使用方法であっても副作用などで健康を害することがありますが、誤った使用方法では、より健康被害を生じる可能性が高くなります。
b.誤り
用量と反応の関係は、薬物暴露時間と暴露量との「積」で表現されます。
c.誤り
動物実験では50%致死量(LD50)は、薬物の「毒性」の指標として用いられます。
d.誤り
少量の医薬品の投与であっても、発がん作用、胎児毒性や組織・臓器の機能不全を生じる可能性があります。
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03
a 正
医薬品の作用は複雑で多岐にわたり、そのすべてが解明されているわけではありません。
適正な使用方法でも、有益な作用だけでなく、副作用がでることがあります。
b 誤
医薬品の効果とリスクは、薬物暴露時間と暴露量の積で表現される用量から反応関係を引いたものに基づいて評価されます。
薬物暴露時間とは、薬物に曝される時間のことです。
c 誤
LD50は、半分の人が死亡する致死量のことです。
50%致死量ともいいます。
医薬品は投与量が多くなると成分の作用により毒性が強く現れますが、投与量が少なくても成分の作用が現れにくくなるので、適正使用が大切です。
d 誤
医薬品の少量投与でも、リスクは生じます。
また、医薬品の服用量は、リスク評価の最小有効量から治療上限量の間の範囲の中で設定されています。
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