登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問27

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問題

登録販売者試験 平成28年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

感覚器官(目、鼻及び耳)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


a  水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには扁平になり、遠くの物を見るときには丸く厚みが増す。

b  鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。

c  聴覚器官である蝸牛と平衡器官である前庭は、いずれの内部もリンパ液で満たされている。
  • (a)正   (b)正   (c)誤
  • (a)正   (b)誤   (c)正
  • (a)誤   (b)正   (c)正
  • (a)誤   (b)正   (c)誤
  • (a)誤   (b)誤   (c)正

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は3です。

a…誤りです。
水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには「丸く厚みが増し」、遠くの物を見るときには「扁平になる」。
近くの物を見るときと遠くの物を見るときが逆になっています。

b…正しいです。

c…正しいです。
蝸牛も前庭も内部はリンパ液で満たされています。血液で満たされているという誤った記述の問題が出ることがあるので、要注意です。

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02

正解は3です。

a→ 水晶体は、カメラのレンズのような働きをします。
遠くを見るときは毛様体筋が緩まって水晶体が薄くなり(扁平になり)、近くを見るときは毛様体筋が収縮して水晶体が膨らむことによってピントが調節されます。

b→ 鼻中隔は、鼻の中を左右に仕切っている壁のことです。
粘膜が薄く毛細血管が集まっているため、出血しやすい部位です。
鼻血のほとんどはこの部位から起こります。

c→ 蝸牛は、側頭骨錘体内にある内耳の聴覚器官です。
前庭は、三半規管と蝸牛の間にある平衡器官です。
いずれもリンパ液で満たされています。
リンパ液は音の振動を伝える役割があります。

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03

aー× (373-374)
 人は物を見るとき、水晶体で屈折させて網膜に焦点を合わせます。近くの物を見るときは厚くなり、遠くの物を見るときは扁平になります。

b-〇 (418-420)
 鼻出血しやすい場所をキーゼルバッハ部位といって、鼻出血はこの場所からの出血がほとんどです。鼻出血の際は、顔をやや下に向けて、小鼻を5~10分圧迫することでほとんどが止まります。それ以上続くときは病院受診となります。また、ティッシュを詰めるのはお勧めできません。詰めるなら軽く濡らした綿球をお勧めしましょう。

cー〇 (450-457)

※カッコ内の数字は、厚生労働省から発信されてます「試験問題作成に関する手引き」内で記載されている行番号です

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04

正解:3(誤 正 正)

感覚器官(目、鼻及び耳)に関する問題

a 近くの物を見るときは毛様筋が収縮して水晶体は厚くなり、遠くの物を見るときは毛様筋が弛緩して水晶体は薄くなります。

b 問題文の通りです。鼻中隔は、鼻腔の内部を左右に分けている壁のことです。

c 内耳には蝸牛(聴覚器官)・前庭(平衡器官)・三半規管(平衡器官)があり、これらはすべてリンパ液で満たされています。

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