登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問26

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問題

登録販売者試験 平成28年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

泌尿器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


a  副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。

b  腎臓は、血液中の老廃物の除去のほか、水分及び電解質(特にナトリウム)の排出調節が行われており、血液の量と組成を維持して、血圧を一定範囲内に保つ役割を担う。

c  女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱(ぼうこう)まで感染を生じやすい。

d  男性は加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
  • (a)正   (b)正   (c)誤   (d)正
  • (a)正   (b)誤   (c)正   (d)正
  • (a)誤   (b)正   (c)正   (d)正
  • (a)誤   (b)正   (c)誤   (d)誤
  • (a)誤   (b)誤   (c)正   (d)誤

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この過去問の解説 (4件)

01

aー× (336-337)
 アドレナリンとノルアドレナリンは副腎髄質で産生・分泌されます。副腎皮質では、副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモンの総称)が産生・分泌されます。

bー〇 (326-328)
 ー腎臓の働きー
 ・老廃物や余分な水分などをろ過・排泄
 ・体液量やイオンバランスの調整
 ・血圧を適切にコントロール
 ・エリスロポエチンを分泌して骨髄で赤血球がつ  くられるようにする
 ・ビタミンDを活性化して、カルシウムの吸収を促  進

cー〇 (346-347)

dー〇 (349-350)
 ー前立腺肥大症の症状ー
 頻尿・排尿遅延・残尿感・尿勢の低下等

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02

正解は3です。

a…誤りです。
副腎皮質では、「副腎皮質ホルモン」が産生・分泌されます。アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌されるのは、副腎髄質です。

b…正しいです。

c…正しいです。
女性は尿道が短いので、男性と比べて膀胱炎などの感染症を起こしやすいと言われています。

d…正しいです。

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03

正解は3です。

a→ 「副腎皮質」では、ステロイドホルモンである副腎皮質ホルモンが分泌され、コルチゾールとアルドステロンと呼ばれます。
アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される場所は、「副腎髄質」です。
名前が似ているので間違えやすいです。

b→ 腎臓の働きには、老廃物を除去して尿を作る、体内の水分量を調節する、血圧を調節する、ホルモンを作る、といった大切な役割があります。

c→ 男性の尿道は16~20cmほどあるのに対し、女性は3~4cmとかなり短くなっています。
そのため、細菌が侵入した際に感染症にかかりやすいです。

d→ 前立腺は男性ホルモンの変化に影響を受けます。
加齢とともに40代後半ころから前立腺が肥大する傾向があります。
排尿困難や頻尿、残尿感や尿失禁といった症状が伴います。

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04

正解:3(誤 正 正 正)

泌尿器系に関する問題

a 副腎皮質では副腎皮質ホルモンが分泌されています。アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されているのは副腎髄質です。

b 問題文の通りです。腎臓は体液の恒常性の維持を担っています。

c 問題文の通りです。女性の方が男性よりも尿路感染症にかかりやすいと言われています。

d 問題文の通りです。前立腺は男性に特有の器官です。

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