登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問25

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問題

登録販売者試験 平成28年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

血液及びリンパ系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


a  血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や赤血球の量で決まり、血中脂質量はほとんど影響を与えない。

b  赤血球の数が少なすぎたり、赤血球中のヘモグロビン量が欠乏したりすると、血液は酸素を十分に供給できず、疲労や血色不良などの貧血症状が現れる。

c  細菌による感染や炎症などが起きると、白血球全体の数が増加するとともに、白血球の種類ごとの割合も変化する。

d  リンパ管には逆流防止のための弁がなく、リンパ液は双方向に流れている。
  • (a)正   (b)正   (c)正   (d)誤
  • (a)正   (b)正   (c)誤   (d)正
  • (a)正   (b)誤   (c)誤   (d)誤
  • (a)誤   (b)正   (c)誤   (d)誤
  • (a)誤   (b)誤   (c)正   (d)正

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

a…正しいです。
血中脂質量はほとんど影響を与えないですが、血漿の水分量や赤血球の量は血液の粘稠性に影響を与えるので、引っかからないように注意が必要です。

b…正しいです。
貧血の原因は、ビタミン不足によるもの(ビタミン欠乏性貧血)や、鉄分不足によるもの(鉄欠乏性貧血)などがあります。

c…正しいです。

d…誤りです。
リンパ管には逆流防止のための弁が「あり」、リンパ液は「一定方向」に流れています。リンパ液は骨格筋の収縮によって起こるので、ずっと立ったままでいると足がむくむのはリンパ液が原因です。

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02

正解は1です。

a→ 血液の粘稠性は、血液の流れやすさの指標です。
血漿の粘度と、赤血球の量や変形能によって決まります。

b→ 貧血は下記のような原因によって起こります。
●赤血球やヘモグロビンを生成できない
●慢性の出血や月経過多により赤血球やヘモグロビンが出て行ってしまう
●肝硬変等の疾患や過度な運動により赤血球やヘモグロビンが壊されてしまう
●点滴や妊娠の影響で血液が薄まる

c→ 白血球は、細菌や異物を攻撃してからだを守る働きをします。
感染や炎症が起きると白血球の数は増加し、種類ごとの割合も変化します。

d→ リンパ管には逆流を防止する弁があり、一定方向に流れています。
リンパ管分節の収縮運動や蠕動運動によってリンパ液が運ばれていきます。

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03

正解:1(正 正 正 誤)

血液及びリンパ系に関する問題

a 問題文の通りです。ちなみに粘稠性は「ねんちゅうせい」と呼び、粘りけの程度を表す言葉です。

b ヘモグロビンは赤血球の中にあるタンパク質で、酸素分子と結合することによって肺から全身へ酸素を運搬します。

c 白血球には5種類(マクロファージ・リンパ球・好中球・好塩基球・好酸球)あることが知られています。これらは疾患などで個体数や割合が変化します。

d リンパ管には逆流防止のための弁がついています。

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