登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問80
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問題
登録販売者試験 平成28年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問80 (訂正依頼・報告はこちら)
内用痔疾用薬の配合成分に関する次の記述について、正しいものの組合せはどれか。
a セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を用いた生薬で、主に抗炎症作用を期待して用いられる。
b カイカは、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、抗炎症作用を期待して用いられる。
c カルバゾクロムは、毛細血管を補強、強化して出血を抑える働きがあるとされ、止血効果を期待して配合されている場合がある。
d トコフェロール酢酸エステルは、血管を収縮する働きがあるとされ、止血効果を期待して用いられる。
a セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を用いた生薬で、主に抗炎症作用を期待して用いられる。
b カイカは、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、抗炎症作用を期待して用いられる。
c カルバゾクロムは、毛細血管を補強、強化して出血を抑える働きがあるとされ、止血効果を期待して配合されている場合がある。
d トコフェロール酢酸エステルは、血管を収縮する働きがあるとされ、止血効果を期待して用いられる。
- (a 、b)
- (a 、c)
- (b 、c)
- (b 、d)
- (c 、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
c カルバゾクロムは止血成分として、比較的出題される傾向にあります。
d トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)は、止血効果を期待してではなく、肛門周囲の末梢血管の血行を促し、鬱血を改善する効果を期待して用いられるので、誤りです。
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02
・セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を用いた生薬で、主に抗炎症作用を期待して用いられます。
・カイカは、マメ科のエンジュの花および蕾を基原とする生薬、カイカクエンジュの成熟果実を基原とする生薬で、両方とも主に止血効果を期待して用いられます。
・カルバゾクロムは、毛細血管を補強、強化して出血を抑える働きがあるとされ、止血効果を期待して配合されている場合があります。
・トコフェロール酢酸エステルは、肛門周辺の末梢血管の血行を促して、鬱血を改善する効果を期待して配合されている場合があります。
よって、
aは問題文の通りなので正しい。
bは「シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、抗炎症作用を期待して用いられる」が「マメ科のエンジュの花および蕾を基原とする生薬、カイカクエンジュの成熟果実を基原とする生薬で、両方とも主に止血効果を期待して用いられる」となり間違い。
cは問題文の通りなので正しい。
dは「血管を収縮する働きがあるとされ、止血効果を期待して用いられる」が「肛門周辺の末梢血管の血行を促して、鬱血を改善する効果を期待して配合されている場合がある」となり間違い。
となるので、acの組み合わせの2が正解です。
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03
a.正
セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキの種子を用いた生薬で、むくみや抗炎症作用を期待できます。
強い作用はありませんが、副作用も少ないです。
b.誤
カイカは、エンジュの花の蕾を乾燥させたものです。
止血作用が期待できます。
c.正
カルバゾクロムは、脆くなった毛細血管を強化し、出血時間を短縮することで、止血作用を示します。
d.誤
トコフェロール酢酸エステルは、ビタミンE製剤のことで、血管の血流改善により血行をよくしたり、コレステロールを低下させることなどにより、頭痛や肩こり、動脈硬化などを改善することが期待されます。
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