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登録販売者の過去問 平成28年度 主な医薬品とその作用 問91

問題

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みずむし・たむし用薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。


a  クロトリマゾールは、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。

b  ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える。

c  シクロピロクスオラミンは、患部を酸性にすることで皮膚糸状菌の発育を抑える。

d  生薬成分として、カシュウ(タデ科のツルドクダミの塊根を基原とする生薬)が皮膚糸状菌の増殖を抑える作用を期待して用いられる。
   1 .
(a 、b)
   2 .
(a 、d)
   3 .
(b 、c)
   4 .
(b 、d)
   5 .
(c 、d)
( 登録販売者試験 平成28年度 主な医薬品とその作用 問91 )
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この過去問の解説 (3件)

30
正解は1です。

a→ クロトリマゾールは、真菌感染治療薬の一つです。
真菌の働きを阻止し、菌を死滅させる抗真菌作用があります。

b→ ピロールニトリンは、抗真菌作用を持つ成分で、水虫などの治療に良く用いられます。
菌の代謝を阻止するため、水虫やたむしといった症状によく効きます。

c→ シクロピロクスオラミンも抗真菌作用があり、水虫用治療薬によく配合されています。
菌が増殖したりするために必要な物質が十分にいきわたらないようブロックする働きをします。
患部を酸性にすることで皮膚糸状菌の発育を抑える成分は、「ウンデシレン酸」や「ウンデシレン酸亜鉛」です。

d→ カシュウ(何首鳥)は、ツルドクダミの塊根を干したものから作られる成分です。頭皮の脂質を除去する作用があり、若白髪や脱毛といった症状に効果があるとされています。

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17
みずむし・たむし用薬について、
・クロトリマゾールは、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑えます。
・ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑えます。
・シクロピロクスオラミンは、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑えます。
・カシュウは、タデ科のツルドクダミの塊根を基原とする生薬で、頭皮の脂質代謝を高めて、余分な皮質を取り除く作用を期待して用いられています。

よって、
aは問題文の通りなので正しい。
bも問題文の通りなので正しい。
cは「患部を酸性にすることで皮膚糸状菌の発育を抑える」が「皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える」となり間違い。
dは「皮膚糸状菌の増殖を抑える」が「頭皮の脂質代謝を高めて、余分な皮質を取り除く」となり間違い。
となるので、1の組み合わせが正解です。

2
解答:1

a.正
クロトリマゾールは、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑えます。
刺激感や腫れなどを感じることがあります。

b.正
ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑えます。
効果は弱いため、単独では使用せず、他の抗真菌成分と配合されて使用されます。

c.誤
シクロピロクスオラミンは、角質層への親和性にすぐれ、皮膚糸状菌の細胞膜の増殖を抑え、抗菌作用をあらわします。

d.誤
カシュウは漢方では滋養強壮、軽度の便秘、高脂血症として使われ、頭皮の余分な脂質を除去する作用があるため育毛剤などに配合されています。

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