登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問94
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問題
登録販売者試験 平成28年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問94 (訂正依頼・報告はこちら)
次の滋養強壮保健薬の配合成分とその目的とする作用のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ヘスペリジン ―――――――――――― 骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す
b アスパラギン酸ナトリウム ―――――― 軟骨成分を形成及び修復する
c グルクロノラクトン ――――――――― 肝臓の働きを助け、肝血流を促進する
d アミノエチルスルホン酸(タウリン) ― 肝臓機能を改善する
a ヘスペリジン ―――――――――――― 骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す
b アスパラギン酸ナトリウム ―――――― 軟骨成分を形成及び修復する
c グルクロノラクトン ――――――――― 肝臓の働きを助け、肝血流を促進する
d アミノエチルスルホン酸(タウリン) ― 肝臓機能を改善する
- (a 、b)
- (a 、c)
- (b 、c)
- (b 、d)
- (c 、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
a→ ヘスペリジンは柑橘類の果皮に多く含まれる成分で、ポリフェノールの一種です。
ビタミン様物質の一つで、ビタミンPとも呼ばれます。
血管に作用し、末梢血管を強くしたり血流を良くする働きをします。
b→ アスパラギン酸ナトリウムは、アミノ酸の一種で、乳酸の分解を助けるため、疲労回復効果があります。
さらには解毒作用もあり、アンモニアを体外に排出させる働きもします。
名前からもイメージしやすいように、アスパラガスの中に多く含まれていることで有名な成分です。
c→ グルクロノラクトンは、肝機能改善に効果があることでよく知られています。
脳や肝臓に作用して血流を良くし、体内にたまった老廃物を体外に排出するのを助けます。
d→ アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、体内にたまった毒の分解を助ける働きをします。
肝臓の働きを強め、肝細胞の再生を促進します。
疲れがたまった時に摂取すると、疲労回復効果をより実感しやすくなります。
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02
・ヘスペリジンは、ビタミン様物質の1つで、ビタミンCの吸収を助ける等の作用があります。
・アスパラギン酸ナトリウムは、生体におけるエネルギーの産生効率を高め、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の作用があります。
・グルクロノラクトン は、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する作用があります。
・アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、肝臓機能を改善する作用があります。
よって
aは「骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す」が「ビタミンCの吸収を助ける」となり間違い。
bは「軟骨成分を形成及び修復する」が「生体におけるエネルギーの産生効率を高め、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す」となり間違い。
cは問題文の通りなので正しい。
dも問題文の通りなので正しい。
となるので、5の組み合わせが正解です。
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03
a.誤
ヘスペリジンは柑橘類に多く含まれるポリフェノールで、ビタミンPとも呼ばれています。血流改善作用や血中コレステロール値の改善作用などがあります。
b.誤
アスパラギン酸ナトリウムは、アミノ酸のひとつで、エネルギー源として利用され易い構造をしています。
c.正
グルクロノラクトンは疲労の原因となっている老廃物を効率的に排出させるグルクロン酸を助けることで、滋養強壮作用をあらわします。
d.正
アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、体内のいろいろな所に存在し、特に、心臓、筋肉、脳、肝臓などに多く含まれており、肝臓機能を改善する作用などがあります。
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