登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問95

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問題

登録販売者試験 平成28年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問95 (訂正依頼・報告はこちら)

次の漢方処方製剤のしばり(使用制限)と適用となる症状に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
問題文の画像
  • (a)誤   (b)正   (c)誤   (d)正
  • (a)正   (b)誤   (c)誤   (d)正
  • (a)誤   (b)正   (c)正   (d)誤
  • (a)正   (b)正   (c)正   (d)誤
  • (a)誤   (b)誤   (c)正   (d)正

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

a→ 防風通聖散は、体力が充実しており皮下脂肪が多く便秘をするものの、肥満による動悸やのぼせ、便秘といった症状に適応します。

b→ 防己黄耆湯は、リウマチ性の関節炎にも効果的です。

c→ 十全大補湯は、体力虚弱なものの、疲労倦怠感や冷え、貧血といった症状に適応します。
術後の体力の回復を助けるために用いられることもあります。

d→ 清上防風湯は、特に皮膚に対して効果的な生薬が組み合わさってできた漢方製剤で、熱や炎症を取り除く作用があります。

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02

漢方処方製剤について、
・防風通聖散は、
しばり→体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなもの
症状→高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘・蓄膿症・湿疹・皮膚炎・ふきでもの・肥満症
・防己黄耆湯は、
しばり→体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるもの
症状→肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水太り)
・十全大捕湯は、
しばり→体力貧弱なもの
症状→病後・術後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血
・清上防風湯は、
しばり→体力中等度以上で、赤ら顔でときにのぼせがあるもの
症状→にきび・顔面や頭部に湿疹・皮膚炎・赤鼻(酒さ)

よって、
aとcは、しばりと症状が違うので間違い。
bとdは、しばりと症状が合っているので正しい。
となるので1の組み合わせが正解です。

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03

解答:1

a.誤
防風通聖散は、体力充実していて、お腹に皮下脂肪が多く、便秘がちな人に適しています。

b.正
防己黄耆湯は、体力は中程度から虚弱で、いわゆる水太り人に適しています。
水がたまって腫れるような関節の痛みやリウマチ性の関節炎にも効果的です。

c.誤
十全大補湯は、全身が弱っている人の不足を補う代表的な処方のひとつです。
疲労倦怠感、貧血、皮膚の乾燥、手足の冷えといった症状に適応しています。

d.正
清上防風湯は、体力中等度以上の人のにきびやおでき、化膿した湿疹などに用いられます。

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