登録販売者の過去問
平成27年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問57

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問題

登録販売者試験 平成27年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問57 (訂正依頼・報告はこちら)

妊娠検査薬に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。


a  妊娠検査薬は、妊娠の早期判定の補助として尿中のhCGの有無を調べるものであり、その結果をもって、直ちに妊娠か否かを断定できる。

b  検体としては、尿中hCGが検出されやすい就寝前の尿が向いている。

c  経口避妊薬や更年期障害治療薬等のホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても尿中hCGが検出されることがある。

d  絨毛細胞が腫瘍化している場合には、妊娠していなくてもhCGが分泌され、検査結果が陽性となることがある。
  • ( a、b )
  • ( a、c )
  • ( b、d )
  • ( c、d )

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この過去問の解説 (3件)

01

a ×:妊娠検査薬は尿中のhCGの有無を検査するためのものであり、通常、妊娠成立後4週目前後から検出できるようになります。
妊娠していなくても陽性になるケースや、妊娠していても陰性になるケースがあるため、その結果をもって、直ちに妊娠か否かは判断できません。


b ×:検体としては、尿中hCGが検出されやすい早朝尿が望ましいです。

c 〇:経口避妊薬や更年期障害治療薬等のホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても尿中hCGが検出されることがあります。

d 〇:絨毛細胞が腫瘍化している場合には、妊娠していなくてもhCGが分泌され、検査結果が陽性となることがあります。

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02

妊娠検査薬に関する問題

正解ー(c・d):経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても尿中hCGが検出されることがあります。閉経期に入っている人も、検査結果が陽性となることがあります。(c)

絨毛細胞(じゅうもうさいぼう)が腫瘍化している場合にも、妊娠していなくてもhCGが分泌され検査結果が陽性となることがあります。(d)

a:妊娠検査薬は、尿中のhCGの有無を調べるものであり、通常、実際に妊娠が成立してから4週目前後の尿中hCG濃度を検出感度としています。

妊娠検査薬は、妊娠の早期判定の補助として尿中のhCGの有無を調べるものであり、その結果をもって直ちに妊娠しているか否かを断定することはできません。妊娠の確定診断には、尿中のホルモン検査だけでなく、専門医による問診や超音波検査などの結果から総合的に妊娠の成立を見極める必要があります。

b:検体としては、尿中hCGが検出されやすい早朝尿(起床直後の尿)が向いています。



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03

正解:4 (c d)

妊娠検査薬に関する組み合わせ問題

a 誤:妊娠の確定診断には妊娠検査薬の他に、医師による問診や超音波検査などの結果が必要です。

b 誤:尿中hCGが検出されやすいのは、早朝尿です。

c 正:問題文の通りです。

d 正:問題文の通りです。

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