登録販売者の過去問
平成27年度(地域1)
人体の働きと医薬品 問64

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

登録販売者試験 平成27年度(地域1) 人体の働きと医薬品 問64 (訂正依頼・報告はこちら)

肝臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。


a  胆汁に含まれる胆汁酸塩は、脂質の消化を容易にし、また、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。

b  肝臓に蓄えられたグリコーゲンは、血糖値が下がったとき等、必要に応じてブドウ糖に分解されて血液中に放出される。

c  肝機能障害や胆管閉塞等を起こすとフィブリノゲンが循環血液中に滞留して、黄疸を生じる。

d  肝臓では、すべての必須アミノ酸を生合成することができる。
  • a 正   b 正   c 誤   d 正
  • a 正   b 正   c 誤   d 誤
  • a 誤   b 正   c 正   d 誤
  • a 誤   b 正   c 誤   d 正
  • a 誤   b 誤   c 正   d 誤

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

a.その通りです。
b.その通りです。小腸で吸収されたブドウ糖は血液によって肝臓に運ばれ、グリコーゲンとして蓄えられています。そのグリコーゲンは必要に応じて、ブドウ糖に分解され、血液中に放出されます。
c.黄疸はヘモグロビンが分解されて生じるビリルビンが、循環血液中に滞留してしまうことでできるものなので、誤りです。
d.誤りです。肝臓は必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することができます。

参考になった数36

02

肝臓に関する問題

aー正:十二指腸に内容物が入ってくると、胆嚢が収縮して胆汁が腸内に放出されます。胆汁には胆汁酸塩が含まれていて、脂質の消化・脂溶性ビタミンの吸収を助けます。

bー正:小腸で吸収されたブドウ糖は血液で肝臓に運ばれてブドウ糖が重合したグリコーゲンとして蓄えられます。蓄えられたグリコーゲンは血糖値が低下すると、分解されてブドウ糖に戻って血液中に放出されます。

cー誤:肝機能障害や胆管閉塞等を起こすと、ヘモグロビンが分解されて生成したビリルビンが循環血液中に滞留して黄疸を生じます。フィブリノゲンは血液凝固に関する因子です。

dー誤:肝臓では必須アミノ酸(9種類)以外の全てのアミノ酸を生合成することができます。なお必須アミノ酸は体内で合成出来ないため、体外から摂取する必要があります。

参考になった数33

03

正解:2

肝臓に関する正誤問題

a 正:問題文の通りです。胆汁酸塩には、コール塩やデオキシコール酸などの塩類が含まれます。

b 正:問題文の通りです。ブドウ糖は小腸で吸収されて、血液によって肝臓まで運ばれます。肝臓で、ブドウ糖はグリコーゲンの形で蓄えられています。

c 誤:問題文は、フィブリノゲンの所をビリルビンに置き換えると正しい文になります。

d 誤:必須アミノ酸は動物の体内で生成することができないアミノ酸のことで、ヒトには9種類あることが知られています。

参考になった数4