登録販売者の過去問
平成27年度(地域1)
人体の働きと医薬品 問63
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問題
登録販売者試験 平成27年度(地域1) 人体の働きと医薬品 問63 (訂正依頼・報告はこちら)
小腸又は膵臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 小腸は、全長6~7mの管状の臓器で、十二指腸、空腸、回腸、結腸の4部分に分かれる。
b 脂質( トリグリセリド )は、消化酵素の作用によって分解を受けるが、小腸粘膜の上皮細胞で吸収されると脂質に再形成され、乳状脂粒( リポタンパク質の一種でカイロミクロンとも呼ばれる )となる。
c 膵臓は、胃の後下部に位置する細長い臓器で、弱酸性の膵液を十二指腸分泌する。
d 膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化する酵素の供給を担っている。
a 小腸は、全長6~7mの管状の臓器で、十二指腸、空腸、回腸、結腸の4部分に分かれる。
b 脂質( トリグリセリド )は、消化酵素の作用によって分解を受けるが、小腸粘膜の上皮細胞で吸収されると脂質に再形成され、乳状脂粒( リポタンパク質の一種でカイロミクロンとも呼ばれる )となる。
c 膵臓は、胃の後下部に位置する細長い臓器で、弱酸性の膵液を十二指腸分泌する。
d 膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化する酵素の供給を担っている。
- a 誤 b 正 c 正 d 誤
- a 正 b 正 c 誤 d 正
- a 正 b 誤 c 正 d 誤
- a 誤 b 正 c 誤 d 正
- a 正 b 誤 c 正 d 正
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この過去問の解説 (3件)
01
b.その通りです。脂質(トリグリセリド)は消化酵素(リパーゼ)の作用によって、脂肪酸とモノグリセリドに分解され、さらに胆汁酸の助けにより、小腸粘膜の上皮細胞で吸収されると脂質に再形成され、カイロミクロン(リボ蛋白質)となります。
c.膵液は弱アルカリ性のため、弱酸性ではありませんので誤りです。胃で酸性となった内容物を中和するのに重要な役割を果たしています。
d.その通りです。膵臓では炭水化物を分解する膵液アミラーゼ、タンパク質を分解するトリプシン・キモトリプシン、脂質を分解するリパーゼを分泌しています。
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02
aー誤:小腸は十二指腸・空腸・回腸の3つの部分に分かれています。十二指腸・空腸からは腸液が分泌されます。回腸の終末部ではビタミンB12が吸収されます。なお、結腸は大腸の一部です。
bー正:脂質( トリグリセリド )は消化酵素(リパーゼ)によって脂肪酸とグリセリン(グリセロール)に分解されます。小腸粘膜の上皮細胞で吸収されると脂質に戻り、乳状脂粒の一部になります。
cー誤:膵液は弱アルカリ性で、胃で酸性となった内容物を中和する役割があります。
dー正:膵液には炭水化物を分解する膵液アミラーゼ、タンパク質を分解するトリプシンの元になるトリプシノーゲン、脂質を分解するリパーゼなどが含まれています。
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03
正解:4
小腸又は膵臓に関する問題
a 誤:小腸は、十二指腸・空腸・回腸の3つの部位で構成されています。結腸は大腸にある部位です。
b 正:問題文の通りです。
c 誤:膵臓は、弱アルカリ性の膵液を十二指腸に分泌しています。
d 正:アミラーゼ(炭水化物)・トリプシノーゲン(タンパク質)・リパーゼ(脂質)に相当します。
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