登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問68

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問題

登録販売者試験 平成29年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問68 (訂正依頼・報告はこちら)

咳や痰、鎮咳去痰薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 気道粘膜から分泌される粘液に、気道に入り込んだ異物や粘膜上皮細胞の残骸などが混じって痰となる。

b 咳はむやみに抑え込むべきではないが、長く続く咳は体力の消耗や睡眠不足をまねくなどの悪影響もある。

c 鎮咳去痰薬は、咳を鎮める、痰の切れを良くする、また、喘息症状を和らげることを目的とする医薬品の総称である。

d 咳は、気管や気管支に何らかの異変が起こったときに、その刺激が中枢神経系に伝わり、小脳にある咳嗽中枢の働きによって引き起こされる反応である。
  • ( a )正 ( b )正 ( c )正 ( d )誤
  • ( a )誤 ( b )誤 ( c )正 ( d )誤
  • ( a )正 ( b )誤 ( c )誤 ( d )正
  • ( a )正 ( b )正 ( c )正 ( d )正
  • ( a )誤 ( b )正 ( c )誤 ( d )正

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この過去問の解説 (3件)

01

比較的やさしい問題なので、第3章では落としたくない問題です。
a~cは正しいですが、dは誤っています。小脳ではなく、咳嗽中枢がある延髄が正しいです。

参考になった数52

02

解答:1

a.正
呼吸器官がウイルスなどに感染したとき、気道粘膜の分泌量が増えて痰となり、咳によって排出されます。

b.正
咳は夜間に増えることが多く、睡眠の妨げになる場合は鎮咳薬を服用します。

c.正
鎮咳去痰薬には咳を鎮める成分のほか、痰の切れを良くする成分、気管支を拡張させ喘息症状を和らげる成分などが含まれます。

d.誤
咳嗽中枢は延髄にある中枢です。小脳は主に筋肉などの運動の制御を行ないます。

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03

a 正

起動粘膜からの粘液分泌を促進したり、線毛運動を促進したり、痰粘性タンパク質を溶解して粘り気を減少させたりするのが、去痰成分の役割です。

b 正

体が異物を排除しようとする反応をむやみに抑え込むべきではありません。

しかし、それによって睡眠が阻害されたり、体力の回復を妨げるようであれば、必要に応じて咳も抑えることがあります。

c 正

鎮咳去痰薬は、鎮咳・去痰を目的とした成分が配合されています。

その成分は、鎮咳成分、アドレナリン作動成分、キサンチン系成分、去痰成分、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分など多岐に渡ります。

d 誤

咳は、延髄の咳嗽中枢の働きによって引き起こされる反応です。

鎮咳成分も、延髄の咳嗽中枢に作用して咳をしずめます。

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