登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問100

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問100 (訂正依頼・報告はこちら)

妊娠検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。
b  絨毛細胞が腫瘍化している場合には、妊娠していなくてもヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が分泌され、検査結果が陽性となることがある。
c  尿中hCGの検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、温度の影響は受けない。
d  検体としては、尿中hCGが検出されやすい早朝尿(起床直後の尿)が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないことがある。
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:正  c:正  d:誤

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この過去問の解説 (3件)

01

a ○

b ○
本来はhCGを産生しない組織の細胞でも、腫瘍化するとhCGを産生するようになることがあります。(胃癌、膵癌、卵巣癌等)

c ×
検査薬が高温になる場所に放置されたり、冷蔵庫内に保管されていたりすると、設計どおりの検出感度を発揮できなくなるおそれがあります。

d ○

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02

解答:1

a.正
一週間以前に検査すると、妊娠していてもhCGの濃度が検出感度に達していないため、陰性が出る可能性があります。

b.正
絨毛細胞は妊娠時の胎盤をつくる細胞ですが、腫瘍化しているとhCGが分泌される可能性があります。

c.誤
抗体や酵素を用いた反応は温度の影響を受けるため、使用する場所が過度に高温や低温であると正確な結果が出ない可能性があります。

d.正
基本的にはどの時間帯の尿でも検査可能ですが、一般的に朝起きてすぐの尿は一日の中で最も濃く、hCG濃度も高くなる傾向があります。

参考になった数8

03

a 正しいです。
尿中のhCG濃度が検出感度に達していないと、妊娠していても陰性になることがあります。

b 正しいです。
その他の陽性になるケースとして、ホルモン剤を服用していたり、高濃度のタンパク尿・糖尿などがあります。

c 検査薬は温度の影響を受けやすいです。
高温になるところや、冷蔵庫内での保管が不適切です。

d 正しいです。
検査に用いるのは早朝尿が望ましいですが、どの時間帯でも検査は可能です。

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