登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問99

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問99 (訂正依頼・報告はこちら)

殺虫剤の配合成分とその分類の組合せのうち、正しいものの組合せはどれか。

a  オルトジクロロベンゼン ―― オキサジアゾール系
b  ジクロルボス ――――――― 有機リン系
c  ペルメトリン ――――――― ピレスロイド系
d  フェノトリン ――――――― カーバメイト系
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  • (a、d)
  • (b、c)
  • (b、d)
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この過去問の解説 (3件)

01

a ×
オルトジクロロベンゼン ―― 有機塩素系殺虫成分

オキサジアゾール系----メトキサジアゾンなど

b ○  
ジクロルボス ――――――― 有機リン系
ほかにダイアジノン、フェニトロチオン、フェンチオン、トリクロルホン、クロルピリホスメチル、プロペタンホス等があります。

c ○  
ピレスロイド系はほかにフェノトリン、フタルスリン等があります。

d ×  
フェノトリン ――――――― ピレスロイド系

カーバメイト系----プロポクスルなど

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02

a オルトジクロロベンゼンは、有機塩酸系です。
ウジ・ボウフラの防除に使用します。
神経細胞に直接作用し、神経伝達を阻害します。
有機塩酸系の成分は、残留性や体内蓄積性の問題から、オルトジクロロベンゼン以外使われなくなりました。

b 正しいです。
ジクロルボスは、アセチルコリンを分解する酵素と不可逆的に結合して、その働きを阻害します。
同様の作用をする成分として、ダイアジノン、フェニトロチオン、プロペタンホスなどがあります。

c 正しいです。
ペルメトリンは、除虫菊の成分から開発された成分です。
神経細胞に直接作用し、神経伝達を阻害します。

d フェノトリンは、ペルメトリンと同じピレスロイド系です。
シラミの駆除を目的に、人体に直接使用することがあります。

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03

解答:3

a.誤
オルトジクロロベンゼンは有機塩素系成分で、蛆、ボウフラに殺虫効果があります。

b.正
ジクロルボスは有機リン系成分です。アセチルコリンエステラ−ぜ阻害作用があり、残留性が低く毒性が比較的低い薬剤です。

c.正
ペルメトリンはピレスロイド系で、速やかに自然分解して残留性が低いため、家庭用殺虫剤に広く使われています。

d.誤
フェノトリンはピレスロイド系で、シラミの駆除などに使用されています。

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