登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問109
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問題
登録販売者試験 平成30年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問109 (訂正依頼・報告はこちら)
次の一般用医薬品の配合成分と、その添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「妊婦又は妊娠していると思われる人」と記載することとされている理由の組合せのうち、正しいものの組合せはどれか。
a センノシド ――――――――― 子宮収縮が抑制されるため
b オキセサゼイン ――――――― 妊娠中における安全性は確立されていないため
c エチニルエストラジオール ―― 妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって、胎児の先天性異常の発生が報告されているため
d ビフィズス菌 ―――――――― 腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため
a センノシド ――――――――― 子宮収縮が抑制されるため
b オキセサゼイン ――――――― 妊娠中における安全性は確立されていないため
c エチニルエストラジオール ―― 妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって、胎児の先天性異常の発生が報告されているため
d ビフィズス菌 ―――――――― 腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため
- (a、b)
- (a、c)
- (a、d)
- (b、c)
- (b、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
それにより流産や早産を誘発するおそれがあるため、妊娠している人は服用を避ける必要があります。
b 正しいです。
オキセサゼインは、局所麻酔成分です。
鎮痛鎮痙薬や、制酸薬としても使用されますが、15歳未満と妊婦は安全性が確立されていないため、使用しません。
c 正しいです。
エチニルエストラジオールは、女性ホルモン成分です。
血栓症や、乳がん、脳卒中などの発生確率が高まる可能性があるため、長期連用は避けるように注意が必要です。
d ビフィズス菌は、腸内細菌のバランスを整える、整腸成分です。
ビフィズス菌などの生菌成分は、下痢止めや便秘薬に配合されていることもあります。
ほかには、ラクトミンや乳酸菌などが似たような作用です。
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02
a.誤
大量に服用すると、子宮収縮が誘発され、流早産の恐れがあるため、妊婦は服用を避けることが望ましいとされています。
b.正
オキセサゼインは胃粘膜などの局所麻酔や制酸剤として、胃腸薬などに使われています。
c.正
血栓症を生じる恐れがあるため、長期にわたって継続使用する際は、医療機関を受診する必要があります。
d.誤
ビフィズス菌は腸内環境を整えます。便通は良くなりますが、こういった記述はありません。
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03
正解:4 (b c)
「妊婦又は妊娠していると思われる人」に関する組み合わせ問題
a 誤:センノシドは、大腸刺激性瀉下成分です。妊婦が服用すると子宮収縮が誘発されて、流産や早産の危険が高まるために、妊婦の使用は禁じられています。
b 正:問題文の通りです。オキセサゼインは、局所麻酔成分として知られている胃腸鎮痛鎮痙薬ですが、妊娠中における安全性はまだ確立されていません。
c 正:問題文の通りです。エチニルエストラジオールは、女性ホルモン成分です。
d 誤:ビフィズス菌は、整腸成分です。センノシドのような危険性はありません。
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