登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問119

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問題

登録販売者試験 令和3年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問119 (訂正依頼・報告はこちら)

塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)含有医薬品に関する次の記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

2003年8月までに、PPAが配合された一般用医薬品による( a )等の副作用症例が複数報告され、それらの多くが用法・用量の範囲を超えた使用又は禁忌とされている( b )患者の使用によるものであった。そのため、厚生労働省から関係製薬企業等に対して使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分として( c )等への速やかな切替えにつき指示がなされた。
  • a:脳出血    b:高血圧症  c:プソイドエフェドリン塩酸塩
  • a:間質性肺炎  b:高血圧症  c:フルスルチアミン塩酸塩
  • a:間質性肺炎  b:糖尿病   c:プソイドエフェドリン塩酸塩
  • a:脳出血    b:高血圧症  c:フルスルチアミン塩酸塩
  • a:脳出血    b:糖尿病   c:フルスルチアミン塩酸塩

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:1 a:脳出血 b:高血圧症 c:プソイドエフェドリン塩酸塩

塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)含有医薬品に関する穴埋め問題

a~c 問題文の通りです。塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)は、鼻みずや鼻づまりなどの症状を緩和する成分です。薬理作用は、エフェドリンに似ています。

塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)の代替として、同じアドレナリン作動成分であるプソイドエフェドリン塩酸塩がよく利用されています。

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02

正解は「1」です。

1:正しい記述です。

2:PPAの禁忌は「高血圧症」です。

3:「間質性肺炎」は「小柴胡湯」の重篤な副作用です。

4:「フルスルチアミン塩酸塩」は、「ビタミンB1」です。

 PPAを含有していません。

5:PPAの代替成分として「プソイドエフェドリン塩酸塩」等への速やかな切り替え指示がなされました。

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03

正解は「1」です。

2003年8月までに、PPAが配合された一般用医薬品による( a.脳出血 )等の副作用症例が複数報告され、それらの多くが用法・用量の範囲を超えた使用又は禁忌とされている( b.高血圧症 )患者の使用によるものであった。そのため、厚生労働省から関係製薬企業等に対して使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分として( c.プソイドエフェドリン塩酸塩 )等への速やかな切替えにつき指示がなされた。

a:脳出血

b:高血圧症

c:プソイドエフェドリン塩酸塩

塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)は、鼻水、鼻づまり等の症状の緩和を目的として、鼻炎用内服薬、鎮咳去痰薬、かぜ薬等に配合されていました。

2000年5月米国では、女性が食欲抑制剤として使用した場合に、出血性脳卒中の発生リスクとの関連性が高いと報告がされたため、米国内におけるPPA含有医薬品の自主的な販売中止が要請されました。

しかし、日本では食欲抑制剤として承認されていないことから、同年11月、直ちに販売を中止する必要はないものとして、心臓病の人や脳卒中の既往がある人等は使用しないように注意喚起を行っていました。

しかし、2003年8月までに、PPAが配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告され、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、プソイドエフェドリン塩酸塩(PSE)等への速やかな切替えにつき指示がなされました。

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