登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問72 (主な医薬品とその作用 問12)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問72(主な医薬品とその作用 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

胃腸に作用する薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  制酸薬は、胃液の分泌抑制に伴う腹部の不快感、吐きけ等の症状を緩和することを目的とする。
b  消化薬は、炭水化物、脂質、タンパク質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的とする。
c  胃腸鎮痛鎮痙薬に配合されている成分は、胃腸以外に対する作用も示すものがほとんどであり、複数の胃腸鎮痛鎮痙(けい)薬が併用された場合、泌尿器系や循環器系、精神神経系などに対する作用(副作用)が現れやすくなる。
d  制酸成分と健胃成分は、同時に配合されることもある。

  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (2件)

01

a(誤)
制酸薬は、胃液に含まれる酸を中和することで、胃の粘膜を保護し、胃痛や胸やけを和らげることが目的の薬です。

しかし、「胃液の分泌抑制に伴う腹部の不快感や吐きけを緩和する」とあるのは誤りです。

制酸薬は胃液の分泌自体を抑えるものではなく、すでに分泌された胃酸を中和する働きを持っています。

 

b(正)
消化薬には、炭水化物、脂質、タンパク質などを分解する酵素が含まれており、胃や腸での消化を助ける役割があります。

食べ物の消化を促進し、胃もたれや消化不良の改善を目的としています。

 

c(正)
胃腸鎮痛鎮痙薬(ちんつうちんけいやく)には、胃や腸の筋肉をリラックスさせることで痛みやけいれんを抑える成分が含まれています。

これらの成分の多くは、胃腸以外の臓器にも作用することがあり、特に泌尿器系や循環器系、精神神経系などに副作用が現れる可能性があります

複数の鎮痛鎮痙薬を併用すると、こうした副作用が強く出ることがあるため、注意が必要です。

 

d(正)
制酸成分と健胃成分は、同じ薬に一緒に配合されることがあります。

制酸成分は胃酸を中和し、健胃成分は胃の働きを活発にする作用があるため、これらが組み合わさることでバランスよく胃の調子を整えることができます。

選択肢1. a:誤  b:正  c:正  d:誤

誤った選択肢です。

正解は「a:誤 b:正 c:正 d:正」です。

選択肢2. a:正  b:誤  c:正  d:誤

誤った選択肢です。

正解は「a:誤 b:正 c:正 d:正」です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

誤った選択肢です。

正解は「a:誤 b:正 c:正 d:正」です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:正  d:正

正しい選択肢です。

正解は「a:誤 b:正 c:正 d:正」です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤  d:正

誤った選択肢です。

正解は「a:誤 b:正 c:正 d:正」です。

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02

この問題は「胃腸に作用する薬」についての問題です。

 

a:誤り

制酸薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多、それに伴う胸やけ、腹部の不快感、吐き気などの症状を緩和することを目的とする医薬品です。

胃液の分泌抑制が誤りです。

 

b:正しい

消化薬は、炭水化物、脂質、タンパク質などの分解に働く酵素を補うことなどにより、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的とする医薬品です。

 

c:正しい

複数の胃腸鎮痛鎮痙薬を併用した場合、泌尿器系、循環器系、精神神経系の副作用が現れやすくなります。

 

d:正しい

制酸成分と健胃成分は、同時に配合されることもあります。

選択肢1. a:誤  b:正  c:正  d:誤

誤りです。

選択肢2. a:正  b:誤  c:正  d:誤

誤りです。

選択肢3. a:正  b:誤  c:誤  d:誤

誤りです。

選択肢4. a:誤  b:正  c:正  d:正

正しい選択肢です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤  d:正

誤りです。

まとめ

この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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