登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問94 (主な医薬品とその作用 問34)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問94(主な医薬品とその作用 問34) (訂正依頼・報告はこちら)

滋養強壮保健薬に配合される生薬成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  ニンジン、ジオウ、トウキ、センキュウが既定値以上配合されている生薬主薬保健薬については、虚弱体質、肉体疲労、病中病後(又は、病後の体力低下)のほか、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症における滋養強壮の効能が認められている。
b  コウジンは、神経系の興奮や副腎皮質の機能亢(こう)進等の作用により、外界からのストレス刺激に対する抵抗力や新陳代謝を高めるとされる。
c  ハンピは、イネ科のハトムギの種皮を除いた種子を基原とする生薬で、肌荒れやいぼに用いられる。
d  医薬部外品の保健薬は、有効成分や分量が人体に対する作用が緩和なものに限られ、カシュウ、ゴオウ、ゴミシ、ロクジョウ等の生薬成分が配合されている。
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤

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この過去問の解説 (3件)

01

a(正)
ニンジン、ジオウ、トウキ、センキュウは、滋養強壮作用を持つ生薬です。

これらが一定量以上配合されている生薬主薬保健薬には、虚弱体質や肉体疲労、病中病後の回復、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症の改善といった効能が認められています。 

 

b(正)
コウジン(紅参)は、オタネニンジンを長時間蒸して加工した生薬です。

神経系を活性化し、副腎皮質の機能を高めることでストレスへの抵抗力を向上させる作用があります。 

また、新陳代謝を促進し、体力の回復を助ける働きもあるとされています。

 

c(誤)
ハンピ(反鼻)は、マムシを乾燥させた生薬で、強壮作用や血行促進作用があります。

イネ科のハトムギの種子を基原とする生薬はヨクイニンであり、肌荒れやいぼの改善に用いられます。 

 

d(誤)
医薬部外品の保健薬は、人体に対する作用が比較的穏やかであることが求められます。 

カシュウ、ゴオウ、ゴミシ、ロクジョウといった強い作用を持つ生薬成分は、一般的に医薬品に分類されるため、医薬部外品にはあまり配合されません。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:誤

正しい選択肢です。

a:正 b:正 c:誤 d:誤が正解です。

選択肢2. a:正  b:誤  c:正  d:誤

誤った選択肢です。

a:正 b:正 c:誤 d:誤が正解です。

選択肢3. a:誤  b:正  c:誤  d:正

誤った選択肢です。

a:正 b:正 c:誤 d:誤が正解です。

選択肢4. a:誤  b:誤  c:誤  d:正

誤った選択肢です。

a:正 b:正 c:誤 d:誤が正解です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:正  d:誤

誤った選択肢です。

a:正 b:正 c:誤 d:誤が正解です。

参考になった数3

02

滋養強壮保健薬に配合される生薬成分に関する組み合わせ問題です。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.正しいです。文のとおりです。

    厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き

  (令和6年4月)p181を参照ください。

b.正しいです。文のとおりです。

    コウジンは一般にニンジンと言われるものです。

    厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き

   (令和6年4月)p181を参照ください。

c.誤りです。

     ハンピは、ニホンマムシ等の皮及び内臓を取り除いたものを

     基原とする生薬です。

     イネ科のハトムギの種皮を除いた種子を基原とする生薬は、

     ヨクイニンです。

d.誤りです。

   「カシュウ、ゴオウ、ゴミシ、

    ロクジョウ等の生薬成分が配合されている」が誤りです。

    正しくは「カシュウ、ゴオウ、ゴミシ、

    ロクジョウ等の生薬成分は医薬品にのみ認められる」です。

    厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き

  (令和6年4月)p177を参照ください。

 

以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:誤

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

まとめ

<参考>

厚生労働省 登録販売者問題作成に関する手引き(令和6年4月)

https://www.mhlw.go.jp/content/001243494.pdf

参考になった数1

03

この問題は、滋養強壮保健薬に配合される生薬成分についての問題です。

 

a:正しい

ニンジン、ジオウ、トウキ、センキュウが規定値以上配合されている生薬主薬保健薬については、虚弱体質、肉体疲労、病中病後のほか、胃腸虚弱、食欲不振、血行不良、冷え性における滋養強壮の効能が認められています。

 

b:正しい

コウジンは、神経系の興奮や副腎皮質の機能亢進などの作用により、外界からのストレス刺激に対する抵抗力や新陳代謝を高めるとされます。

 

c:誤り

ハンピは、ニホンマムシなどの皮および内臓を取り除いたものを基原とする生薬で、強壮、血行促進、強精などの作用を期待して用いられます。

選択肢の内容は、ヨクイニンの説明です。

 

d:誤り

医薬部外品の保健薬は人体に対する作用が緩和なものに限られます。カシュウ、ゴオウ、ゴミシ、ジオウ、ロクジョウなどの生薬成分は強い成分のため配合されません。これらの成分は医薬品のみ配合されます。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:誤

正しい選択肢です。

選択肢2. a:正  b:誤  c:正  d:誤

誤りです。

選択肢3. a:誤  b:正  c:誤  d:正

誤りです。

選択肢4. a:誤  b:誤  c:誤  d:正

誤りです。

選択肢5. a:誤  b:正  c:正  d:誤

誤りです。

まとめ

この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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