薬剤師の過去問
第99回
必須問題 問18
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問題
薬剤師国家試験 第99回 必須問題 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
我が国の死亡統計において、1985年以降緩やかな上昇傾向を示している指標はどれか。1つ選べ。
- 妊産婦死亡率
- 周産期死亡率
- 乳児死亡率
- 粗死亡率
- 年齢調整死亡率
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この過去問の解説 (2件)
01
1 妊産婦死亡率とは、妊産婦10万人中の死亡数のことです。1960年代以降は病院での出産が増え、妊産婦死亡率は低下の傾向にあります。
2 周産期死亡率は、妊娠満 22週以後の死産と生後1週未満の早期新生児死亡を合わせたものです。こちらも現在は減少傾向にあります。
3 乳児死亡率とは、年間の1000出産当たりの乳児(生後1年未満)の死亡数を指します。こちらも現在は減少傾向にあります。
4 粗死亡率とは、一定期間の死亡者数÷その期間の人口で表されます。少子化が進み高齢者の割合が殖えてきている日本では現在、増加傾向にあります。
5 年齢調整死亡率は、人口構成が基準人口と同じと仮定した場合の死亡率のことです。こちらも減少傾向にありますが、緩やかな低下となっています。
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02
出産に対する医療体制は整っており、死亡率は増えているわけではありません。
選択肢2:×
出産に対する医療体制は整っており、死亡率は増えているわけではありません。
選択肢3:×
乳児への医療体制は整っており、死亡率は増えているわけではありません。
選択肢4:○
日本は高齢化が進んでおり、高齢者の死亡率が高いため、上昇すると考えられます。
選択肢5:×
補正しているため、上昇するわけではないと考えられます。
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