薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問273
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問題
薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問273 (訂正依頼・報告はこちら)
23歳女性。体重45kg・てんかんと診断され、下記の処方による治療が開始された。
フェニトインの投与量が増加したとき、代謝飽和のために値が小さくなる薬物動態パラメータはどれか。1つ選べ。
フェニトインの投与量が増加したとき、代謝飽和のために値が小さくなる薬物動態パラメータはどれか。1つ選べ。
- 全身クリアランス
- 分布容積
- 血中消失半減期
- 最高血中濃度/投与量
- 血中濃度時間曲線下面積/投与量
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この過去問の解説 (2件)
01
つまり、全身クリアランスが小さくなっています。
よって、正解は選択肢1です。
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02
フェニトインは非線形性を示す薬物です。
1 代謝過程に飽和が生じると、投与量を増加しても一定の量しか代謝されないため、全身クリアランスは急激に低下します。
2 分布容積は薬物固有の値のため、代謝過程に飽和が生じても値は変化しません。
3 代謝過程に飽和が生じると、全身クリアランスは低下するため、半減期は延長します。
4 代謝過程に飽和が生じると、投与量の増加に伴い最高血中濃度/投与量は増加します。
5 代謝過程に飽和が生じると、AUCが急激に増大するため、血中濃度時間曲線下面積/投与量も増大します。
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