薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問289
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問題
薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問289 (訂正依頼・報告はこちら)
65歳女性。身長160cm、体重50kg。てんかんの既往があり、現在フェニトイン100mg錠を1回1錠、1日2回朝夕食後服用している。
34歳時に子宮筋腫の手術を受け輸血された。
55歳からC型慢性肝炎による代償期肝硬変の診断で、近医に通院していた。
今回、以下の薬剤が追加となった。
その後、フェニトインの副作用発現が疑われたため、血漿中フェニトイン濃度を測定したところ、トラフ値が15μg/mLであった。
この測定結果を踏まえて、この患者のフェニトイン用量を設定するにあたり、考慮することとして最も適切なのはどれか。1つ選べ。
34歳時に子宮筋腫の手術を受け輸血された。
55歳からC型慢性肝炎による代償期肝硬変の診断で、近医に通院していた。
今回、以下の薬剤が追加となった。
その後、フェニトインの副作用発現が疑われたため、血漿中フェニトイン濃度を測定したところ、トラフ値が15μg/mLであった。
この測定結果を踏まえて、この患者のフェニトイン用量を設定するにあたり、考慮することとして最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 代謝酵素が遺伝的に欠損している。
- 肝初回通過効果による代謝が低下している。
- 血漿タンパク結合率が低下している。
- 消化管吸収率が低下している。
- 腎クリアランスが低下している。
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この過去問の解説 (2件)
01
フェニトインの肝クリアランスは、タンパク結合に依存性があります。
肝機能が悪化している患者では、タンパク結合能が低下し、フェニトインの血中濃度が上昇するおそれがあります。
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02
よって、選択肢1、2、4、5は誤りであり、選択肢3が正解です。
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