薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問307

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問307 (訂正依頼・報告はこちら)

44歳の女性が薬局を訪れ、家族のための常備薬として、以下の一般用医薬品の購入を希望した。
薬局での情報収集により、家族構成は夫45歳、長女22歳、長男10歳の4人家族であることがわかった。

有効成分(1錠中)
アスピリン500mg
成人服用量1回1錠

一般用医薬品に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が、著しくないものは一般用医薬品である。
  • 薬局開設者又は店舗販売業者は、配置による方法で一般用医薬品を販売してはならない。
  • 薬剤師又は登録販売者は、相談者の症状をもとに病名を診断し、使用する一般用医薬品を決定して販売する。
  • 薬剤師又は登録販売者は、その薬局又は店舗において、一般用医薬品を購入した者から、その医薬品について相談を受けた場合、情報提供をしなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

1:一般用医薬品とは薬事法第25条により「医薬品のうちその効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他の医療関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの」と定義されています。

2:正解です。一般用医薬品は配置薬として販売することができません。

3:薬剤師や登録販売者は病名の診断をすることができません。

4:正解です。これは薬事法第36条に定義されています。

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02

正解:2、4

1 一般用医薬品は医薬品のうち、効能効果において人体に対する作用が著しくないもので、薬剤師その他医療関係者から提供された情報に基づいて需要者の選択により使用されることが目的とされているものです。

2 一般用医薬品は店舗販売、授与以外の方法により医薬品を販売することはできません。

3 診断は医師しか行えません。

4 薬剤師又は登録販売者は、その薬局又は店舗において、一般用医薬品を購入した者から、その医薬品について相談を受けた場合は、リスク区分に関わらず情報提供をしなければいけません。

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03

【答え】2,4

【選択肢に対する説明】
 1:誤.一般用医薬品とは薬事法第25条により「医薬品のうちその効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他の医療関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの」と定義されています。

 2:正.薬事法37条1項に、「薬局開設者又は店舗販売業者は、店舗による販売又は授与以外の方法により、配置販売業者は、配置以外の方法により、医薬品を販売してはならない。」との旨が記載されています。

 3:誤.薬剤師や登録販売者は病名の診断をすることができません。

 4:正.薬事法36条6項に、その旨が記載してあります。

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