第一種電気工事士 過去問
令和5年度(2023年) 午前
問50 (配線図問題 問10)
問題文
〔注〕図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。
⑩で示す部分に使用するCVTケーブルとして、適切なものは。

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問題
第一種電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午前 問50(配線図問題 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
〔注〕図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。
⑩で示す部分に使用するCVTケーブルとして、適切なものは。

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この過去問の解説 (2件)
01
⑩で示す部分は、すでに変圧器により低圧に変換されているので、低圧用のCVTケーブルを選びます。
このケーブルは半導電層を用いていることから、高圧ケーブルと考えられ、適当ではありません。
このケーブルは半導電層を用いていることから、高圧ケーブルと考えられます。また、3本のケーブルが介材を使って1本にまとめられており、より線構造 (Triplex) ではありません。
単線ケーブルの絶縁体がビニルであり、架橋ポリエチレンではありません。また、3本のケーブルが介材で1本にまとめられており、より線構造 (Triplex) ではありません。
正しいケーブルです。
CVT ケーブルのCはCross-Linked Polyethylene Insulatedの頭文字であり、絶縁層に架橋ポリエチレンを用いていることを示します。 CVTのVは Vinyl Sheathedの頭文字であり、外側の保護層にビニールを用いていることを示します。CVTのTはTriplex Typeの頭文字であり、3本の線が「より線」の構造をなしていることを示します。ここで、より線とは、ケーブル中心の導体が導線のより線で構成されている意味ではなく、3本の単線ケーブルがそのままより合わされて構成されていることを意味します。3本の単線ケーブルが介材を介して一本にまとめられたケーブルにはTをつけません。
また、問題の一部のケーブルにある半導電層は導体と絶縁体の中間的な抵抗値をもつ物質の層であり、特に高圧ケーブルに対して、導体表面における電位傾度 (電界) を緩和し、ケーブルの絶縁性能を上げる手段として用いられます。
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02
高圧受電設備の単線結線図の問題です。
⑩で用いられるCVTケーブルとして適切なものを選択する問題です。
低圧用CV-1ケーブルを3本撚り合わせたものです。
Cはクロスリンクド:架橋に頭文字で、最高使用温度は90℃となります。
誤:この図は高圧CVTケーブルです
誤:この図は高圧CV‐3Cケーブルを外装被覆したものです。
銅シールドとビニルシース間に介在物があります。
誤:この図は低圧用CVケーブルを外装被覆したモノです。
ビニル絶縁体とビニルシース間に介在物があります。
正:この図が正解となります。
CVケーブルとCVTケーブルの違いがパッと見ですと分かりづらいですが、介在物のあるなしが大きな違いだと思われます。
介在物がないと軽くて施工しやすくなります。
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