1級土木施工管理技士 過去問
平成25年度 択一式
問1 ((旧)平成25年〜27年度 問1)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成25年度 択一式 問1((旧)平成25年〜27年度 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 土のコンシステンシーは、含水比に左右され、かたい、やわらかい、もろいなどの言葉で表される。
- トラフィカビリティーは、自然含水比と液性限界の相対関係から判定できる。
- 土の塑性指数(Ip)は、一般にその値が低いほど吸水による強度低下が著しい傾向にある。
- コンシステンシー指数(Ic)は、粘性土の相対的なかたさや安定度を示す。
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この過去問の解説 (3件)
01
適当でないものは「土の塑性指数(Ip)は、一般にその値が低いほど吸水による強度低下が著しい傾向にある。」です。
設問の通り。
土のコンシステンシーとは、粘性土の流動性を意味します。
設問の通り。
トラフィカビリティーの判定試験としては、一般的にポータブルコーン貫入試験などによりコーン指数を求めて判定できます。
誤り。
土の塑性(そせい)指数とは、液性限界と塑性限界との差であり、
一般にその値が大きいほど吸水による強度低下が著しい傾向にあります。
ワンポイントアドバイス
・塑性指数が高い=強度が低い=取扱いが容易=ドロドロ=液体に近い(粘土)
・塑性指数が低い=強度が高い=取扱いが困難=カチカチ=固体に近い(シルト)
設問の通り。
コンシステンシー指数とは、粘性土の流動性を意味するため、相対的にかたさや安定度も示します。
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02
適当でないものは「土の塑性指数(Ip)は、一般にその値が低いほど吸水による強度低下が著しい傾向にある。」です。
土は含む水の量により、水量が多い⇒少なくなる変化に伴い、
流動⇒ペースト状⇒ 粘土状 ⇒ 固体となります。
上記の状態を土のコンシステンシー=土の流動性と言います。
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03
様々な単語が出てきますが、土の状態をイメージしながら覚えていきましょう。
正解
土のコンシステンシーとは、土の含水状態による性質のことです。
水が多いほどやわらかく、逆に少なければ固くなります。
土は含水比によって、液体、塑性、半固体、固体のように分けられ、
液体→塑性に代わる含水比を液性限界、
塑性→半固体に代わる含水比を塑性限界、
半固体→固体代わる含水比を収縮限界といい、
これらをコンシステンシー限界といいます。
正解
トラフィカビリティとは、地盤や路面上を車両が走行できる能力を表します。
自然含水比とは、土が自然な状態で含んでいる水の量を指し、
液性限界とは、土が液体に近くなる時の含水比を指すため、相対関係があります。
自然含水比が液性限界よりも小さい場合、
土は固く、トラフィカビリティは高い(走行性が良い)です。
反対に、自然含水比が液性限界よりも大きい場合は、
土は緩く、トラフィカビリティは低い(走行性が悪い)です。
誤り
「塑性」とは、工作粘土のように練っても元に戻らず、
形が変わり続ける状態です。
塑性指数は、塑性の状態を維持できる含水比の範囲を表す指標です。
(塑性指数=液性限界ー塑性限界)
一般に、値が大きいほど塑性の範囲が広いため、強度低下が大きくなります。
正解
コンシステンシー指数とは、現在の含水状態が塑性範囲内のどこにあるかを示すものです。
(コンシステンシー指数=(液性限界ー自然含水比)/塑性指数)
となり、値が大きいと土が固く、値が小さいと土がやわらかい状態です。
注目ポイントは色付けした部分です。
実際の現場施工の際にも、機械選定などで有用なため覚えておきましょう。
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