1級土木施工管理技士 過去問
平成25年度 択一式
問65 ((旧)平成25年〜27年度 問65)

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問題

1級土木施工管理技士試験 平成25年度 択一式 問65((旧)平成25年〜27年度 問65) (訂正依頼・報告はこちら)

建設機械用エンジンに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 建設機械では、一般に負荷に対する即応性、燃料消費率、耐久性及び保全性などが良好であるため、ディーゼルエンジンの使用がほとんどである。
  • ディーゼルエンジンは、排出ガス中に多量の酸素を含み、かつ、すすや硫黄酸化物も含むことから、後処理装置(触媒)によって排出ガス中の各成分を取り除くことは難しいためエンジン自体の改良を主体とした対策を行っている。
  • 建設機械用ディーゼルエンジンは、自動車用ディーゼルエンジンより大きな負荷が作用するので耐久性、寿命の問題などからエンジン回転速度を上げている。
  • ガソリンエンジンは、エンジン制御システムの改良に加え排出ガスを触媒(三元触媒)に通すことにより、NOx、HC、COをほぼ100%近く取り除くことができる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 . 適当です。建設機械では、ガソリンエンジンに比べて、燃料消費率、耐久性及び保全性などが良好であるため、ディーゼルエンジンの使用がほとんどです。

2 . 適当です。ディーゼルエンジンは、排出ガスが酸素過多となり、後処理が困難です。

3 . 建設機械用ディーゼルエンジンは、自動車用ディーゼルエンジンより大きな負荷が作用するので耐久性、寿命の問題などからエンジン回転速度を低く設定しています。
よって、3は適当でありません。

4 . 適当です。問題文のとおりです。

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02

正解は 3 です。
通常の自動車より低回転でも出力が得られます。

その他の選択肢は下記の通りです。

1 建設機械では、一般にディーゼルエンジンの使用がほとんどです。

2 ディーゼルエンジン自体の改良を主体とした対策を行っています。

4 ガソリンエンジンは、NOx、HC、COをほぼ100%近く取り除くことができます。

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03

建設機械で使用されるエンジンの特性や排ガス対策、回転速度などの知識が問われます。

選択肢1. 建設機械では、一般に負荷に対する即応性、燃料消費率、耐久性及び保全性などが良好であるため、ディーゼルエンジンの使用がほとんどである。

建設機械は大きな負荷や長時間運転に耐える必要があり、燃費も重要です。これらの理由でディーゼルエンジンが主流です。

選択肢2. ディーゼルエンジンは、排出ガス中に多量の酸素を含み、かつ、すすや硫黄酸化物も含むことから、後処理装置(触媒)によって排出ガス中の各成分を取り除くことは難しいためエンジン自体の改良を主体とした対策を行っている。

建設機械用ディーゼルは自動車用ほど後処理装置が効きにくく、燃焼効率の改善やエンジン内部での改良が中心です。

選択肢3. 建設機械用ディーゼルエンジンは、自動車用ディーゼルエンジンより大きな負荷が作用するので耐久性、寿命の問題などからエンジン回転速度を上げている。

耐久性を重視する場合、回転速度を下げることが基本です。高速回転では摩耗や故障のリスクが高くなります。

選択肢4. ガソリンエンジンは、エンジン制御システムの改良に加え排出ガスを触媒(三元触媒)に通すことにより、NOx、HC、COをほぼ100%近く取り除くことができる。

三元触媒により、ガソリンエンジンの排出ガスは非常に高効率で浄化できます。

まとめ

建設機械用ディーゼルは負荷に強く、耐久性重視のため回転を上げるのではなく低速で運転します

ディーゼルエンジンは排ガス後処理が難しいため、エンジン改良主体の対策が中心です。

ガソリンエンジンは三元触媒で排ガス浄化が可能です。

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