1級土木施工管理技術の過去問
平成26年度
(旧)平成25年〜27年度 問11

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成26年度 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

現場打ちコンクリート構造物に用いる鉄筋の継手に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 重ね継手に焼なまし鉄線を使用したときは、焼なまし鉄線をかぶり内に残してはならない。
  • 鉄筋の継手の位置は、一断面に集中させないように互いにずらして設け、重ね継手、ガス圧接継手の種類に関わらず、継手の端部どうしを鉄筋直径の25倍以上ずらすようにする。
  • 引張鉄筋の重ね継手の長さは、付着応力度より算出する重ね継手長以上、かつ、鉄筋の直径の20倍以上重ね合わせる。
  • 鉄筋の切断及び圧接端面の加工は、圧接作業前日に行い、圧接技量資格者により圧接作業直前にその状態を確認する。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.設問のとおりです。一般に鉄筋を重ねて結束する重ね継手で行います。Φ0.8mm以上の焼なまし鉄線で緊結し、かつ鉄線を巻く長さは出来るだけ短いのがよいとされています。

2.設問のとおりです。鉄筋の継手位置は一つの断面に集中させないようにしなければなりません。また、重ね継手、ガス圧接継手の種類に関わらず、継手の端部同士を鉄筋直径の25倍以上ずらすようにしなければなりません。

3. 設問のとおりです。引張鉄筋の基本定着長は20D以上でなければなりません。

4. 誤りです。圧接断面の加工は当日に行います。「圧接技量資格者により圧接作業直前にその状態を確認する。」という部分は記載のとおりとなります。

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02

1.適当です。

 本文の通りです。当然、焼きなまし鉄線はかぶり内に残してはいけません。 

2.適当です。

 鉄筋の継手の位置について述べています。

 特に重要なのは「継手の端部どうしを鉄筋直径の25倍以上ずらす」です。

3.適当です。

 引張鉄筋の重ね継手の長さについて述べています。

 特に重要なのは「かつ、鉄筋の直径の20倍以上」です。

 「かつ」ということはどちらも適合していなければなりません。

4.適当ではありません。

 鉄筋の切断及び圧接端面の加工は「圧接作業当日」に行います。

 理由は時間が経過すると酸化が始ってしまうからです。 

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