1級土木施工管理技士 過去問
平成26年度 択一式
問12 ((旧)平成25年〜27年度 問12)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成26年度 択一式 問12((旧)平成25年〜27年度 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
- 杭周固定部のソイルセメント強度は、プレボーリング杭の原位置水平載荷試験結果などを踏まえ、杭体と杭周面のソイルセメント柱間の付着力がより確実に得られるように、σ28≧1.5N/mm2とする。
- 根固め液の注入は、拡大根固め球根部の先端より行い、吐出量、総注入量、ロッドの挿入速度及び反復回数、球根高さについて管理する。
- 掘削及び沈設設備は、杭打ち機、オーガ駆動装置、ロッド、掘削ビット、回転キャップで構成され、杭径、掘削深さに応じて選定する。
- 土質条件によって掘削孔が崩壊するような場合は、ベントナイトなどを添加した掘削液を使用する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. 誤りです。根固め液の注入は、注入深度、注入時間などで管理します。吐出量、総注入量、ロッドの挿入速度及び反復回数、球根高さについて管理はしません。
3.設問のとおりです。プレポーリング工法は25mから60mまで施工が可能とされているため、掘削及び沈設設備はそれらに応じて検討する必要があります。
4.設問のとおりです。ベントナイトは建設で使われる粘土で、掘削による破壊を防止するために使用される場合があります。
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02
プレボーリング杭工法の施工に関する問題です。
1.適当です。
杭周固定部のソイルセメント強度= 「σ28≧1.5N/mm2」
覚えておいてください。
2.適当ではありません。
根固め液の注入に関しては、「注入開始と終了深度」、「時間」、
「ターニング深度・回数」、「昇降速度」などで管理します。
3.適当です。
掘削及び沈設設備の構成、選定について述べており、本文の通りです。
4.適当です。
掘削孔が崩壊するような場合は、ベントナイト(モンモリロナイトが
主成分となる粘土の総称)などを掘削液に添加します。
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03
プレボーリング杭工法に関する問題になります。
設問は適切となります。
杭周固定部の強度はについて、杭体と杭周面のソイルセメント柱間の付着力はσ28≧1.5N/mm2とする必要があります。
このような強度を得るための配合についてはあらかじめ試験孔で造成したソイルセメントの未固結資料を採取し、強度試験を実施して定めるのがよいとされています。
設問は不適切となっています。
根固め液の注入時の管理は、注入時間、注入深度等で行います。
吐出量、総注入量、ロッドの挿入速度及び反復回数、球根高さについては管理の必要はありません。
設問は適切となります。
杭打ち機は、掘削と杭の建込み、沈設の作業ができる機種を選定します。一般的には3点支持式杭打ち機が用いられることが多いですが、小規模工事や狭隘な現場での施工では、懸垂式杭打機(走行方式のホイール式タイプ)を使用する場合もあります。
設問は適切となります。
ベントナイト等を追加した掘削液を使用して、十分な練り混ぜを行い、粘性を高くして孔壁を安定させて崩壊を防ぐことが可能です。
プレボーリング杭工法は、根固め用セメントミルク及び杭周固定用セメントミルクを掘削孔内に注入し、攪拌混合してソイルセメントにした後、既製コンクリート杭を沈設する工法で、掘削孔壁と杭体周面との間をソイルセメントで確実に満たすことによって、地盤の水平抵抗や周辺摩擦力を期待する工法になります。
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