1級土木施工管理技術の過去問
平成26年度
(旧)平成25年〜27年度 問28

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成26年度 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

道路のアスファルト舗装における混合物の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 敷均し作業中に雨が降り始めた場合には、敷均し作業を中止するとともに、敷均した混合物を速やかに締め固めて仕上げる。
  • 締固め作業のローラは、一般にアスファルトフィニッシャ側に駆動輪を向けて、横断勾配の低い方から高い方に向かい、順次幅寄せしながら低速かつ等速で転圧する。
  • 振動ローラによる二次転圧では、転圧速度が速すぎると過転圧となり、遅すぎると不陸や小波が発生するため、転圧速度に注意する。
  • 横継目は、既設舗装の補修や延伸の場合を除いて、下層の継目の上に上層の継目を重ねないように施工する。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.設問のとおりです。土が一定以上水分を含むと、土の締固め度に影響があります。新しい作業は行わないため、敷き均し作業は中止し、現在敷均しが完了している部分を速やかに転圧して作業を中止します。

2.設問のとおりです。ローラーでの転圧は横断勾配の低い方から高い方に向かって転圧をします。逆に行うと転圧不足や、それを補おうとしての可転圧の原因となります。また施工性が悪くなる場合もあります。

3.誤りです。(振動ローラーの二次転圧は)転圧速度が遅いと、過転圧となります。逆に速すぎると不陸や小波の原因となります。

4.設問のとおりです。継目は「一番の弱点」ですから、下層路盤、上層路盤等に継目がある場合は、上の層の継目がこれを重ねないように施工します。

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02

1.適当です。

 舗装工事に雨は大敵です。本文のような措置を直ちに行います。

2.適当です。

 「アスファルトフィニッシャ側に駆動輪を向け」、

 「横断勾配の低い方から高い方に」、をおさえておいてください。

3.適当ではありません。

 述べている内容が逆のパターンです。

 転圧速度が「速」すぎると、「不陸や波」が発生し、「遅」すぎると

 「過転圧」となることがあります。

4.適当です。

 この本文は頻出です。

 横継目は「下層の継目の上に上層の継目を重ねない」をおさえましょう。  

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