1級土木施工管理技術の過去問
平成27年度
(旧)平成25年〜27年度 問10

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成27年度 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートの打込み・締固めに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • コンクリートの再振動の開始時間は、コンクリートの凝結の終結時間の後、できるだけ遅い時間がよい。
  • コンクリートの打上がり面に集まったブリーディング水は、スポンジなどで水を取り除いてから次のコンクリートを打ち込む。
  • コンクリートの十分な締固めは、表面に光沢が現われてコンクリート全体が均一に溶けあったようにみえるまで行う。
  • 打ち込んだコンクリートの粗骨材が分離してモルタル分の少ない部分があれば、分離した粗骨材をすくい上げモルタルの多い箇所に埋め込んで締め固める。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.誤りです。再振動を行う場合には,コンクリートの締固めが可能な範囲で、できるだけ遅い時期がよいが、コンクリートの凝結の終結時間の後は、できるだけ早い時間に行うのが良いです。

2.設問の通りです。ブリーディング水はコンクリートの強度低下、ひび割れの原因になるので、スポンジなどで取り除くようにする。

3.設問の通りです。締固めは、内部振動機を使用して、表面にセメントペーストが浮き上がり、光沢が現れた状態を目安として、1箇所あたり5〜15秒とされている。

4.設問の通りです。分離した粗骨材をすくい上げ、モルタルの多い箇所に埋め込んで締め固めます。

参考になった数12

02

1.誤りです。コンクリートの再振動の開始時間は、できるだけ遅い時間がよいです。ただし、コンクリートの凝結が終結した後では締固め自体が不可能になるため、凝結完了前に再振動を行う必要があります。

2.設問の通りです。コンクリートの打上がり面にたまった水を取り除かないと、型枠に接する面が洗われ、脆弱な層が形成するおそれがあるため、適切に除去する必要があります。

3.設問の通りです。締固めは、表面に光沢が現れてコンクリート全体が均一に溶け合ったようにみえる状態が締固めが十分である証拠です。目安として、1箇所あたり5〜15秒とされています。

4.設問の通りです。分離した粗骨材をすくい上げ、モルタルの多い箇所に埋め込んで締め固めることにより分離を解消することが望ましいです。

参考になった数6

03

1.× 誤りです。
再振動を開始する場合は、コンクリートの締固めが可能な中で、できるだけ遅く行います。コンクリートの凝結の終結時間の後は、固まってしまい締固めが困難になる為、できるだけ早い時間に行うのが良いです。

2.〇 設問の通りです。
ブリーディング水を取り除かずに次のコンクリートを打設すると、脆弱な層が形成される為、しっかりとスポンジで水を拭き取る事が重要になります。

3.〇 設問の通りです。
締固めは表面が光沢が現れた状態を目安として、1箇所あたり5〜15秒が好ましいとされています。

4.〇 設問の通りです。
コンクリートの粗骨材が分離しモルタルの少ない箇所があれば、分離した粗骨材をすくい上げモルタルの多い箇所に埋め込んで締め固めます。

参考になった数4