1級土木施工管理技術の過去問
平成27年度
(旧)平成25年〜27年度 問11

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成27年度 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートの養生に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 日平均気温5℃以上10℃未満の場合での通常のコンクリート工事における湿潤養生期間は、普通ポルトランドセメント使用時で9日、混合セメントB種使用時で12日を標準とする。
  • 部材あるいは構造物の寸法が大きいマスコンクリートは、部材全体の温度降下速度を大きくし、コンクリート温度をできるだけ速やかに外気温に近づける配慮が必要である。
  • 厳しい気象作用を受けるコンクリートは、初期凍害を防止できる強度が得られるまでコンクリート温度を5℃以上に保ち、さらに2日間は0℃以上に保つことを標準とする。
  • 特に気温が高く、また、湿度が低い場合には、コンクリート表面が急激に乾燥しひび割れが生じやすいので、散水又は覆いなどによる適切な処置を行い、表面の乾燥を抑えることが大切である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.設問の通りです。日平均気温5℃以上10℃未満の場合の養生は、ポルトランドセメントは9日、混合セメントB種は12日、早強ポルトランドセメントは5日です。

2.誤りです。コンクリートの内外の温度差が大きくならないように、コンクリート温度をできるだけ緩やかに外気温に近づけ、温度によるひび割れを防止をします。

3.設問の通りです。コンクリート温度を5℃以上に保ち、さらに2日間は0℃以上に保つことを標準とします。

4.設問の通りです。散水又は覆いなどによる適切な処置を行い、コンクリート表面が急激に乾燥し、ひび割れを発生しないようにします。

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02

1.設問の通りです。日平均気温5℃以上10℃未満の場合の養生は、普通ポルトランドセメントは9日、混合セメントB種は12日、早強ポルトランドセメントは5日です。

2.誤りです。マスコンクリートの養生では、コンクリート部材内外の温度差が大きくならないように、コンクリート温度をできるだけ緩やかに外気温に近づける配慮が必要です。

3.設問の通りです。初期凍害を防止できる強度が得られるまでコンクリート温度を5℃以上に保ち、さらに2日間は0℃以上に保つことを標準とします。

4.設問の通りです。散水または覆いなどによる適切な処置を行い、コンクリート表面が急激に乾燥し、ひび割れを発生しないようにします。

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03

1 .〇 設問の通りです。
日平均気温5℃以上10℃未満の場合での湿潤養生期間は、普通ポルトランドセメント使用時で9日、混合セメントB種使用時で12日が標準となります。

2 . × 誤りです。
マスコンクリートは、質量や体積が大きいコンクリートを指し、大きいが故に部材の温度差が大きくならないように、コンクリート温度をできるだけ緩やかに外気温に近づける必要があります。

3 . 〇 設問の通りです。
初期凍害を防止できる強度が得られるまでコンクリート温度を5℃以上に保ち、さらに2日間は0℃以上に保つことを標準とします。

4 . 〇 設問の通りです。
散水又は覆いなどによる適切な処置を行い、表面の乾燥を抑えることが大切になります。

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