1級土木施工管理技術の過去問
平成27年度
(旧)平成25年〜27年度 問24
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 平成27年度 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
砂防えん堤に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 砂防えん堤の水抜き暗渠は、一般には施工中の流水の切替えと堆砂後の浸透水圧の減殺を主目的としているが、後年に補修が必要になった際に施工を容易にする。
- 砂防えん堤の水通しは、えん堤下流部基礎の一方が岩盤で他方が砂礫層や崖錐の場合、流水による洗掘により流路を固定するため、砂礫層や崖錐側に寄せて設置する。
- 砂防えん堤の基礎地盤が岩盤の場合で、基礎の一部に弱層、風化層、断層などの軟弱部をはさむ場合は、軟弱部を取り除き礫で置き換える必要がある。
- 不透過型重力式砂防えん堤の材料のうち、コンクリートブロックや鋼製は、屈とう性があるため、地すべり地帯での使用は避ける必要がある。
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この過去問の解説 (2件)
01
2 . 誤りです。砂防えん堤の水通しは、えん堤下流部基礎の一方が岩盤で他方が砂礫層や崖錐の場合、流水による洗掘を防止するため、岩盤側に寄せて設置します。
3 . 誤りです。砂防えん堤の基礎地盤が岩盤の場合で、基礎の一部に弱層、風化層、断層などの軟弱部をはさむ場合は、軟弱部をプラグで置き換えるか、状況に応じてグラウチング処理を行います。
4 . 誤りです。不透過型重力式砂防えん堤の材料のうち、コンクリートブロックや鋼製は、屈とう性があるため、地すべり地帯で用いられることが多いです。
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02
砂防えん堤の水抜き暗渠の目的は、一般には施工中の流水の切替えと堆砂後の浸透水圧の減殺を主目的としているが、後年に補修が必要になった際の施工の容易性も関係あります。
2.誤りです。
砂防えん堤の水通しは、えん堤下流部基礎の一方が岩盤で他方が砂礫層や崖錐の場合、流水による洗掘により流路を固定するため岩盤側に寄せて設置します。
3.誤りです。
岩盤基礎の一部に弱層、風化層、断層等の軟弱部を挟む場合は、軟弱部を取り除きコンクリートで置き換えて補強するのが一般的で、コンクリートプラグ工法と言います。
4.誤りです。
不透過型重力式砂防えん堤の材料のうち地すべり地帯では、掘削面の開放期間が比較的短期間となるコンクリートブロックや鋼製枠堰堤が用いられます。
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