1級土木施工管理技術の過去問
平成29年度
選択問題 問19
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度 選択問題 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋コンクリート構造物の中性化に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 中性化に伴う鋼材腐食は、通常の環境下において、中性化残り10mm以上あれば軽微な腐食にとどまる。
- 中性化深さは、一般的に構造物完成後の供用年数の2乗に比例すると考えてよい。
- 同一水結合材比のコンクリートにおいては、フライアッシュを用いたコンクリートの方が、中性化の進行は速い。
- 中性化の進行は、コンクリートが比較的乾燥している場合の方が速い。
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この過去問の解説 (2件)
01
鉄筋の腐食開始時期のについては、一般的に中性化残り10mm以下とすることが判定基準となっています。
2.適当ではありません。
中性化深さは、一般に経過年数の平方根に比例します。
3.問題文の通りです。
中性化速度については、同一水セメント比の場合、一般にセメント中に含有されているCaOの量が少なくて強度発現の遅いセメントほど速くなります。
4.問題文の通りです。
温度が高いほど中性化は速くなりますが、著しく乾燥している場合には中性化は進みにくくなります。
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02
1→設問通りです。
通常の環境下において、中性化残りが10mm以上あれば軽微な腐食と考えてよいです。
2→誤りです。
中性化深さは、一般的に構造物完成後の供用年数の平方根に比例すると考えます。
3→設問通りです。
フライアッシュを用いたコンクリートでは、
ポライゾン反応(フライアッシュがアルカリ成分を吸収すること)が、
生じてアルカリ度が低下するため、中性化の進行が速くなります。
4→設問通りです。
コンクリートが比較的乾燥していると、中性化の進行が速くなります。
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