1級土木施工管理技術の過去問
平成29年度
選択問題 問32

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度 選択問題 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

TS(トータルステーション)を用いた舗装工事の出来形管理に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • TSを用いた出来形管理には、TSによる測定が安定して実施できる現場・環境条件が必要である。
  • TSを用いた計測精度はTSと計測点までの距離に左右されないため、出来形管理のための計測時のTSと計測点までの視準距離に制限なく測定できる。
  • TSを用いた舗装修繕工事の出来形管理の測定項目では、延長、基準高、幅及びオーバレイにおける厚さに適用できる。
  • TSを用いた新設舗装工事の出来形管理の測定項目では、基準高、幅、延長に適用できる。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.問題文の通りです。
一般交通等による長周期の振動が生じる橋梁(吊橋等)では、TSによる計測対象点が振動して、計測精度が低下する恐れがあります。
(「TS等光波方式を用いた出来形管理要領 (舗装工事編) (案)」平成30年3月国土交通省より)
2.適当ではありません。
TSは光学式の測角測距儀ですから、距離が伸びるほど誤差が大きくなります。TSと計測点までの視準距離は100mが制限値となっています。
3.問題文の通りです。
4.問題文の通りです。

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02

1→設問通りです。

TSを用いた出来形管理には、TSの視準線上に障害物があるなど、

測定が安定して実施できる現場・環境条件が整っていない場合には行えません。

2→誤りです。

TSを用いた計測精度はTSと計測点までの距離に左右されます。

出来形管理のための計測時のTSと計測点までの視準距離は、100mと制限されています。

3→設問通りです。

TSを用いた舗装修繕工事の出来形管理の測定項目では、

延長、基準高、幅及びオーバレイにおける厚さに適用できます。

4→設問通りです。

舗装新設工事では、舗装の基準高、幅、延長について、

TSで適用できます。

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