1級土木施工管理技術の過去問
平成30年度
選択問題 問6
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度 選択問題 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリート用骨材に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- アルカリシリカ反応を生じたコンクリートは特徴的なひび割れを生じるため、その対策としてアルカリシリカ反応性試験で区分A「無害」と判定される骨材を使用する。
- 細骨材中に含まれる多孔質の粒子は、一般に密度が小さく骨材の吸水率が大きいため、コンクリートの耐凍害性を損なう原因となる。
- JISに規定される再生骨材Hは、通常の骨材とほぼ同様の品質を有しているため、レディーミクストコンクリート用骨材として使用することが可能である。
- 砕砂に含まれる微粒分の石粉は、コンクリートの単位水量を増加させ、材料分離が顕著となるためできるだけ含まないようにする。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
1:適当です。アルカリシリカ反応を生じたコンクリートは特徴的なひび割れを生じるため、その対策としてアルカリシリカ反応性試験で区間A「無害」と判定される骨材を使用します。
2:適当です。細骨材中に含まれる多孔質の粒子は、一般に密度が小さく骨材の吸水率が大きいため、コンクリートの耐凍害性を損なう原因となります。
3:適当です。JISに規定される再生骨材Hは、通常の骨材とほぼ同様の品質を有しているため、レディーミクストコンクリート用骨材として使用することが可能です。
4:適当ではありません。砕砂に含まれる微粒分の石粉は、最初から考慮した設計としているため、顕著な材料分離はみられません。
参考になった数35
この解説の修正を提案する
02
コンクリート用「骨材」に関する問題です。
1.適当です。
骨材において「アルカリシリカ反応」という用語は頻出です。
「アルカリシリカ反応」とは簡単に述べると、コンクリートは高い
「アルカリ性」を有しており、そのコンクリート中のアルカリ分が
使用されている骨材中の成分と化学反応を起こし、
「アルカリシリカゲル」を生成します。
それが吸水、膨張性をもっているのでひび割れが生じてしまうことです。
そのため、本文の通り、アルカリシリカ反応性試験で区分A「無害」と判定
される骨材を使用しなければなりません。
2.適当です。
多孔質:孔が多い、 密度が小さい:スカスカ、吸水しやすい ので、
コンクリートの耐凍害性を損なう原因となるのです。
3.適当です。
「再生骨材H」は高い耐久性、強度を持っているものです。
本文の通りですので、レディーミクストコンクリート用骨材として
使用することができます。
本文そのまま覚えていただいても良い選択肢です。
4.適当ではありません。
砕砂に含まれる微粒分の石粉に関して述べられていますが、
これは最初から考慮した設計となっているので、本文のような材料分離が
顕著となるようなことはありません。
参考になった数10
この解説の修正を提案する
前の問題(問5)へ
平成30年度問題一覧
次の問題(問7)へ