1級土木施工管理技術の過去問
平成30年度
選択問題 問10

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この過去問の解説 (2件)

01

【正解1】

1:適当です。マスコンクリートの養生では、コンクリート温度をできるだけ緩やかに外気温に近づけるようにし、必要以上の散水は避ける必要があります。

2:適当ではありません。コンクリートの練上がり温度を下げるためには、練混ぜ水の温度を下げるよりも、骨材の温度を下げる方が効果は大きいです。

3:適当ではありません。マスコンクリートのパイプクーリングにおいて通水する水は、水温を下げ過ぎた場合、部材間や部材内部での温度差が拡大しすぎてしまい、ひび割れが発生しやすくなる可能性があります。

4:適当ではありません。ひび割れ誘発目地を設ける場合は、定められた箇所に適切にひび割れを集中させるため、断面欠損率は適切に設定する必要があります。

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02

コンクリート構造物の「温度ひび割れの抑制」に関する問題です。

1.適当です。

 「マスコンクリート」の養生について述べており、本文の通りに行います。

 ちなみにマスコンクリートは英語由来で「massive concrete」直訳すると、

 「大規模コンクリート」ここでは「大断面のコンクリート」を意味します。

2.適当ではありません。

 「コンクリートの練り上げ温度を下げる」場合に関しては、練り混ぜ水の

 温度を下げるのではなく、「骨材の温度を下げる」ようにします。

3.適当ではありません。

 1.で述べられている通り、「できるだけ緩やかに温度を下げていく」必要が

 ありますので、本文のような措置をとってしまうと、コンクリート表面や

 内部に温度差ができてしまい、温度ひび割れの原因となってしまします。

4.適当ではありません。

 「ひび割れ誘発目地を設ける場合」について述べていますが、

 この設ける箇所に適切にひび割れを集中させることが目的なので、

 断面欠損率を「できるだけ小さく」しても「大きく」してもいけません。

 適切な設定を行います。  

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