1級土木施工管理技術の過去問
平成30年度
選択問題 問12

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度 選択問題 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

打込み杭工法による鋼管杭基礎の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 杭の打止め管理は、試験杭で定めた方法に基づき、杭の根入れ深さ、リバウンド量(動的支持力)、貫入量、支持層の状態などより総合的に判断する必要がある。
  • 打撃工法において杭先端部に取り付ける補強バンドは、杭の打込み性を向上させることを目的とし、周面摩擦力を増加させる働きがある。
  • 打撃工法においてヤットコを使用したり、地盤状況などから偏打を起こすおそれがある場合には、鋼管杭の板厚を増したりハンマの選択に注意する必要がある。
  • 鋼管杭の現場溶接継手は、所要の強度及び剛性を有するとともに、施工性にも配慮した構造とするため、アーク溶接継手を原則とし、一般に半自動溶接法によるものが多い。

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この過去問の解説 (2件)

01

【正解2】

1:適当です。杭の打止め管理は、試験杭で定めた方法に基づき、杭の根入れ深さ、リバウンド量(動的支持力)、貫入量、支持層の状態などより総合的に判断する必要があります。

2:適当ではありません。打撃工法において杭先端部に取付ける補強バンドは、杭の打込み性を向上させることを目的としますが、周面摩擦力を増加させる働きはありません。

3:適当です。打撃工法においてヤットコを使用したり、地盤状況などから偏打を起こすおそれがある場合には、鋼管杭の板厚を増したりハンマの選択に注意する必要があります。

4:適当です。鋼管杭の現場溶接継手は、所要の強度及び剛性を有するとともに、施工性にも配慮した構造とするため、アーク溶接継手を原則とし、一般に半自動溶接法によるものが多いです。

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02

打込み杭工法において「鋼管杭基礎」の「施工」に関する問題です。

1.適当です。杭の打止め管理について述べています。

 「杭の根入れ深さ」、「リバウンド量(動的支持力)」、「貫入量」、

 「支持層の状態」などより総合的に判断する必要があります。

 判断材料をしっかりおさえておいてください。

2.適当ではありません。

 打撃工法において杭先端部に取り付ける「補強バンド」は、

 「杭の破壊防止」のためのものです。

3.適当です。

 本文のような状況の場合は、「鋼管杭の板厚を増し」たり

 「ハンマの選択に注意する」必要があります。

4.適当です。

 鋼管杭の現場溶接継手について述べており、本文の通りの継手、溶接法を

 選択します。 

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