1級土木施工管理技術の過去問
平成30年度
選択問題 問25
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度 選択問題 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
渓流保全工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 渓流保全工は、洪水流の乱流や渓床高の変動を抑制するための縦工、及び側岸侵食を防止するための横工を組み合わせて設置される。
- 護岸工は、渓岸の侵食や崩壊を防止すること、及び床固め工の袖部の保護などを目的として設置される。
- 床固め工は、同一の勾配が長い距離で続く場合、その区間の中間部において過度の渓床変動を抑制するために設置される。
- 帯工は、渓床の勾配変化点で落差を設けることにより、上流の勾配による物理的な影響をできる限り下流に及ぼさないように設置される。
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この過去問の解説 (2件)
01
2.正解
3.床固め工は、渓流にて勾配の折れ点に施工して段差を設けます。勾配が続くと流速が増すので段差で流速を抑制します。
4.帯工は床固め工間において間隔が大きい場合、局所的洗堀により河岸に影響を及ぼさないようにする対策として用います。
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02
「渓流保全工」に関する問題です。
「渓流保全工」とは渓流において土砂や水が安全に流れるようにするための工事です。
1.適当ではありません。
「渓流保全工」には、急な河床勾配を緩やかすることによって侵食作用を
軽減し、侵食による新たな土砂の流出を抑える「床固め工」と
流水による河床の洗堀防止を目的として河道に設置する「護岸工」を
併用するのが一般的です。
2.適当です。
「護岸工」の目的について述べられており、本文の通りです。
3.適当ではありません。
「床固め工」は「渓床勾配の変化点に」段差を設置します。
勾配の連続によって流速が速くなることを段差等で抑制し、上流の勾配による
物理的な影響をできる限り下流におよぼさないようにします。
4.適当ではありません。
「帯工」は同一の勾配が長い距離で続く場合、局所的洗堀により河岸に
悪影響を及ぼすおそれがあるので、その区間の中間部において
過度の渓床変動を抑制するために設置されます。
つまり、3.と4.は逆のことを述べています。
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