1級土木施工管理技術の過去問
平成30年度
選択問題 問28

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度 選択問題 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

道路のアスファルト舗装における上層路盤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 石灰安定処理工法は、骨材中の粘土鉱物と石灰との化学反応により安定させる工法であり、セメント安定処理工法に比べて強度の発現が早い。
  • セメント安定処理工法は、骨材にセメントを添加して処理する工法であり、強度が増加し、含水比の変化による強度の低下を抑制できるため耐久性が向上する。
  • 粒度調整工法は、良好な粒度になるように調整した骨材を用いる工法であり、敷均しや締固めが容易である。
  • 瀝青安定処理工法は、骨材に瀝青材料を添加して処理する工法であり、平坦性がよく、たわみ性や耐久性に富む。

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この過去問の解説 (2件)

01

1→誤りです。

石灰安定処理工法は、セメント安定処理工法に比べて強度の発現が遅いです。

石灰→強度発現10日

セメント→強度発現7日

2→設問通りです。

セメント安定処理工法は、骨材にセメントを添加して処理する工法で、

強度増加、含水比の変化による強度低下の抑制のための耐久性が向上します。

3→設問通りです。

粒度調整工法は、粒度調整した骨材を用いる工法で、

敷均しや締固めが容易です。

ただし、雨天作業時には施工の注意が必要となります。

4→設問通りです。

瀝青安定処理工法は、骨材に瀝青材料を添加する工法で、

平坦性や、たわみ性の耐久性に優れています。

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02

道路のアスファルト舗装における「上層路盤の施工」に関する問題です。

1.適当ではありません。

 「石灰安定処理工法」に関して述べていますが、この工法は

 「セメント安定処理工法」に比べて強度の発現が「遅い」です。

2.適当です。

 「セメント安定処理工法」に関して述べており、本文のとおりです。

 1.2.の安定処理工法の比較は頻出ですので正しく分類できるように

 しておきましょう。

3.適当です。

 「粒度調整工法」について述べており、本文の通りです。

 特に「敷均しや締固めが容易である」という特徴はおさえておいてください。

4.適当です。

 「瀝青安定処理工法」に関して述べており、本文の通りです。

 特に「平坦性がよく、たわみ性や耐久性に富む」という特徴は

 おさえておいてください。 

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