1級土木施工管理技術の過去問
平成30年度
選択問題 問34

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度 選択問題 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

ダムのコンクリートの打込みに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • RCD用コンクリートの練混ぜから締固めまでの許容時間は、ダムコンクリートの材料や配合、気温や湿度などによって異なるが、夏季では5時間程度、冬季では6時間程度を標準とする。
  • 柱状ブロック工法でコンクリート運搬用のバケットを用いてコンクリートを打込む場合は、バケットの下端が打込み面上1m以下に達するまで下ろし、所定の打込み場所にできるだけ近づけてコンクリートを放出する。
  • RCD工法は、超硬練りコンクリートをブルドーザで敷き均し、0.75mリフトの場合には3層に、1mリフトの場合には4層に敷き均し、振動ローラで締め固めることが一般的である。
  • 柱状ブロック工法におけるコンクリートのリフト高は、コンクリートの熱放散、打設工程、打継面の処理などを考慮して0.75〜2mを標準としている。

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この過去問の解説 (3件)

01

「ダムのコンクリート」の「打込み」に関する問題です。

選択肢1. RCD用コンクリートの練混ぜから締固めまでの許容時間は、ダムコンクリートの材料や配合、気温や湿度などによって異なるが、夏季では5時間程度、冬季では6時間程度を標準とする。

適当ではありません。

 まず、RCD(roller compacted dam)コンクリートとは、文字通り、

 振動ローラーで締固めを行うスランプ0mmの超硬練りである

 ダムコンクリートをさします。

 練混ぜから締固めまでの許容時間は、3時間を基準とし、夏季で

 2~3時間程度、冬季では3~4時間程度となっています。

選択肢2. 柱状ブロック工法でコンクリート運搬用のバケットを用いてコンクリートを打込む場合は、バケットの下端が打込み面上1m以下に達するまで下ろし、所定の打込み場所にできるだけ近づけてコンクリートを放出する。

適当です。

 「柱状ブロック工法」の打ち込み時について述べられています。

 「柱状ブロック工法」とは、ダム堤体の施工にあたって複数の

 柱状ブロックに分割してコンクリートを打設する工法です。

 打ち込み時の注意は本文の通り、バケットの下端が打込み面上「1m以下」

 に達するまで下ろし、所定の打込み場所にできるだけ「近づけて」

 コンクリートを放出します。

選択肢3. RCD工法は、超硬練りコンクリートをブルドーザで敷き均し、0.75mリフトの場合には3層に、1mリフトの場合には4層に敷き均し、振動ローラで締め固めることが一般的である。

適当です。

 前述で述べた「RCD工法」について述べており、本文の通りです。

選択肢4. 柱状ブロック工法におけるコンクリートのリフト高は、コンクリートの熱放散、打設工程、打継面の処理などを考慮して0.75〜2mを標準としている。

適当です。

 本文の通り、「柱状ブロック工法」におけるリフト高は0.75〜2mが標準です。 

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02

練り混ぜから締固めまでの時間は夏季2~3時間程度、冬季3~4時間程度を標準とします。

参考になった数18

03

正解は「RCD用コンクリートの練混ぜから締固めまでの許容時間は、ダムコンクリートの材料や配合、気温や湿度などによって異なるが、夏季では5時間程度、冬季では6時間程度を標準とする。」です。

選択肢1. RCD用コンクリートの練混ぜから締固めまでの許容時間は、ダムコンクリートの材料や配合、気温や湿度などによって異なるが、夏季では5時間程度、冬季では6時間程度を標準とする。

誤りです。

RCD用コンクリートの練混ぜから締固めまでの許容時間は、

夏季では2~3時間程度、冬季では3~4時間程度を標準とします。

選択肢2. 柱状ブロック工法でコンクリート運搬用のバケットを用いてコンクリートを打込む場合は、バケットの下端が打込み面上1m以下に達するまで下ろし、所定の打込み場所にできるだけ近づけてコンクリートを放出する。

設問通りです。

柱状ブロック工法でコンクリート運搬用のバケットを用いてコンクリートを打込む場合は、バケットの下端が打込み面上1m以下に達するまで下ろし、所定の打込み場所にできるだけ近づけてコンクリートを放出します。

コンクリートの材料分離を防ぐためです。

選択肢3. RCD工法は、超硬練りコンクリートをブルドーザで敷き均し、0.75mリフトの場合には3層に、1mリフトの場合には4層に敷き均し、振動ローラで締め固めることが一般的である。

設問通りです。

RCD工法は、超硬練りコンクリートをブルドーザで敷き均し、

0.75mリフトの場合には3層に行い、1mリフトの場合には4層に敷き均して、

振動ローラで締め固めます。

選択肢4. 柱状ブロック工法におけるコンクリートのリフト高は、コンクリートの熱放散、打設工程、打継面の処理などを考慮して0.75〜2mを標準としている。

設問通りです。

柱状ブロック工法におけるコンクリートのリフト高(1層の打設高さ)は、

コンクリートの熱放散、打設工程、打継面の処理などを考慮して、

0.75〜2mを標準としています。

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