1級土木施工管理技術の過去問
平成30年度
選択問題 問36

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度 選択問題 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

山岳トンネルの覆工コンクリートの施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 覆工コンクリートの打込み時期は、掘削後、支保工により地山の内空変位が収束した後に施工することを原則とする。
  • 覆工コンクリートの打込みは、型枠に偏圧が作用しないように、左右に分割し、片側の打込みがすべて完了した後に、反対側を打ち込む必要がある。
  • 覆工コンクリートの背面は、掘削面や吹付け面の拘束によるひび割れを防止するために、シート類を張り付けて縁切りを行う必要がある。
  • 覆工コンクリートの型枠の取外しは、打ち込んだコンクリートが自重などに耐えられる強度に達した後に行う必要がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

1→設問通りです。

地山にトンネル掘削を行うと、地山の応力分布が変わるため、

内空変位が発生します。

なので、覆工コンクリートの打込み時期は、

掘削後、支保工により

地山の内空変位が収束した後に施工します。

2→誤りです。

覆工コンクリートの打込みは、型枠に偏圧が生じないように、

左右対称となるように施工する必要があります。

3→設問通りです。

覆工コンクリートの背面は、掘削面(余掘り)や吹付け(コンクリート)

面の拘束によるひび割れを防止するため、シート類を張り付けて凹凸を無くし

平滑にして、縁切りを行います。

4→設問通りです。

覆工コンクリートの型枠の取外しは、

打ち込んだコンクリートが自重などに耐えられる強度に達した後に行います。

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02

「山岳トンネル」の「覆工コンクリート」の「施工」に関する問題です。

1.適当です。

 覆工コンクリートの「打込み時期」に関して述べており、本文の通り

 掘削後、支保工により「地山の内空変位が収束した後」に施工します。

2.適当ではありません。

 覆工コンクリートの「打込み」に関して述べていますが、型枠に偏圧が

 作用しないように、「両側を可能な限り均一に」打設していきます。

 本文の通りだとコンクリートに偏圧が生じる可能性があります。

3.適当です。

 覆工コンクリートの「背面」について述べており、本文の通り掘削面や

 吹付け面の拘束によるひび割れを防止するために、

 「シート類を張り付けて縁切り」を行う必要があります。

4.適当です。

 覆工コンクリートの「型枠の取外し」について述べており、本文の通りです。

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03

覆工コンクリートの打設は型枠に圧力が偏らないように、両側を均等に打設します。

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