1級土木施工管理技術の過去問
平成30年度
選択問題 問40
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度 選択問題 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
浚渫船の特徴に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- バックホウ浚渫船は、かき込み型(油圧ショベル型)掘削機を搭載した硬土盤用浚渫船で、大規模浚渫工事に使用される。
- ポンプ浚渫船は、掘削後の水底面の凹凸が比較的大きいため、構造物の築造箇所ではなく、航路や泊地の浚渫に使用される。
- グラブ浚渫船は、適用される地盤は軟泥から岩盤までの範囲できわめて広く、浚渫深度の制限も少ないのが特徴である。
- ドラグサクション浚渫船は、浚渫土を船体の泥倉に積載し自航できることから機動性に優れ、主に船舶の往来が頻繁な航路などの維持浚渫に使用されることが多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
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02
「浚渫船」の特徴に関する問題です。
浚渫船とは、浚渫作業(しゅんせつさぎょう)をする船、つまり水底の土、砂等を掘り取って水深を深くする作業をする船ということです。
1.適当ではありません。
「バックホウ浚渫船」の内容について述べていますが、用途は
「小規模浚渫工事」です。
2.適当です。
「ポンプ浚渫船」は、ラダー先端に取り付けられているカッターで
海底地盤を掘削し、その土砂を浚渫ポンプで海水と一緒に吸い上げ、
パイプラインを介して排出先に送る機能を有しており、本文の通り掘削後の
水底面の凹凸が比較的大きいため、航路や泊地の浚渫に使用されます。
3.適当です。
グラブ浚渫船について述べており、本文の通りです。
4.適当です。
「ドラグサクション浚渫船」は推進装置にて低速で航行しつつ、海底に
その一端を接地させたドラグアームを介して、浚渫ポンプにより海底の
土砂等を水と一緒に吸込み、船内の泥艙に土砂等を積載して運搬する浚渫船
ですので、本文の通りです。
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03
1→誤りです。
バックホウ浚渫船は、かき込み型(油圧ショベル型)掘削機を搭載した
硬土盤用浚渫船です。
小規模浚渫工事に使用されます。
2→設問通りです。
ポンプ浚渫船は、掘削後の水底面の凹凸が比較的大きいため、
構造物の築造箇所では施工することが難しく、航路や泊地の浚渫や
臨海用地の造成等に使用されます。
3→設問通りです。
グラブ浚渫船は、適用される地盤は軟泥から岩盤までの範囲できわめて広く、
浚渫深度の制限も少ないのが特徴です。
4→設問通りです。
ドラグサクション浚渫船は、自航式の浚渫船です。
浚渫土を船体の泥倉に積載し自航できることから、
機動性に優れ、主に船舶の往来が頻繁な航路などの維持浚渫に使用されることが多いです。
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