1級土木施工管理技術の過去問
平成30年度
選択問題 問45
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度 選択問題 問45 (訂正依頼・報告はこちら)
鋼構造物の塗装作業に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 塗料は、可使時間を過ぎると性能が十分でないばかりか欠陥となりやすくなる。
- 鋼道路橋の塗装作業には、スプレー塗り、はけ塗り、ローラーブラシ塗りの方法がある。
- 塗装の塗り重ね間隔が短い場合は、下層の未乾燥塗膜は、塗り重ねた塗料の溶剤によってはがれが生じやすくなる。
- 塗装の塗り重ね間隔が長い場合は、下層塗膜の乾燥硬化が進み、上に塗り重ねる塗料との密着性が低下し、後日塗膜間で層間剥離が生じやすくなる。
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この過去問の解説 (3件)
01
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02
「鋼構造物」の「塗装作業」に関する問題です。
1.適当です。
塗料にかんして述べており、本文の通りです。
2.適当です。
「鋼道路橋」の塗装に関して述べています。
「スプレー塗り」、「はけ塗り」、「ローラーブラシ塗り」の方法があります。
3.適当ではありません。
「塗装の塗り重ね間隔が短い場合」に関して述べています。
この場合、下層の未乾燥塗膜は、塗り重ねた塗料の溶剤によって「膨潤」
します。
そして、その塗り重ね塗膜が乾燥固化することにより下層の未乾燥塗膜は
乾燥状況が悪くなり溶剤が蒸発しにくくなって「ちぢみ」、「あわ」、
「ふくれ」、「割れ」などの悪影響が生じます。
4.適当です。
「塗装の塗り重ね間隔が長い場合」に関して述べています。
これは本文の通りです。
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03
1→設問通りです。
塗料は、可使時間を過ぎると性能が十分でなかったり、欠陥となりやすく
なったりするため、可使時間を順守して施工します。
2→設問通りです。
鋼道路橋の塗装作業には、
①スプレー塗り
②はけ塗り
③ローラーブラシ塗り
の3つの方法があります。
3→誤りです。
塗装の塗り重ね間隔が短い場合は、しわや膨れが生じやすくなります。
4→設問通りです。
塗装の塗り重ね間隔が長すぎると、
下層塗膜の乾燥硬化が進み、上に塗り重ねる塗料との密着性が低下して、
後日塗膜間で層間剥離が生じやすくなります。
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