1級土木施工管理技術の過去問
平成30年度
選択問題 問44
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度 選択問題 問44 (訂正依頼・報告はこちら)
シールド工法の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- セグメントの組立ては、トンネル断面の確保、止水効果の向上や地盤沈下の減少などからセグメントの継手ボルトを定められたトルクで十分に締め付けるようにする。
- 裏込め注入工は、シールド機テール部及びセグメント背面部の止水に役立つため、あらかじめ止水注入を行うものである。
- セグメントの組立ては、その精度を高めるため、セグメントを組み立ててからテールを離れて裏込め注入材がある程度硬化するまでの間、セグメント形状保持装置を用いることが有効である。
- 一次覆工の防水工は、高水圧下あるいは内水圧が作用する場合にはシール工を確実にするために、セグメント隅角部に別途コーナーシールを貼り付けることやセグメント隅角部の密着性を確保するためにシームレス加工したものが用いられている。
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この過去問の解説 (3件)
01
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02
「シールド工法」の「施工」に関する問題です。
1.適当です。
「セグメント」とは英語で「区切り」の意味があり、トンネルの
シールド工法には欠かせないものであり、壁面を組み立てるピース
となります。
本文ではその組み立てについて述べており、その通りのことに留意します。
2.適当ではありません。
シールド工法における「裏込め注入工」はシールド掘削時に発生する
テールボイド(セグメント外面と地山間に生ずる空隙)に素早く充填し、
セグメントを固定することによって地盤の沈下や既設構造物への影響を
防ぐ作業となります。止水目的ではありません。
3.適当です。
セグメントの組み立て精度を高める方法について述べており、
本文の通りです。
4.適当です。
「一次覆工の防水工」について述べており、本文の通りです。
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03
1→設問通りです。
セグメントの組立ては、トンネル断面の確保や、止水効果の向上、地盤沈下の
減少などから、セグメントの継手ボルトを定められたトルクで十分に締付け
管理します。
2→誤りです。
裏込め注入工は、シールド進行中又は進行直後に行います。
3→設問通りです。
セグメントの組立ては、精度を高めるために、
セグメントを組み立ててから、裏込め注入材がある程度硬化するまで、
セグメント形状保持装置を用いることが有効です。
4→設問通りです。
一次覆工の防水工は、高水圧下あるいは内水圧が作用する場合には
シール工を確実にするために、セグメント隅角部に別途コーナーシールを
貼り付けることがあり、
セグメント隅角部の密着性を確保するためにシームレス加工(継ぎ目のない)
したものが用いられています。
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