1級土木施工管理技士 過去問
令和元年度
問64 (必須問題 問64)

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問題

1級土木施工管理技術試験 令和元年度 問64(必須問題 問64) (訂正依頼・報告はこちら)

下図は、ボックスカルバートの一般図とその配筋図を示したものであるが、次の記述のうち、適当でないものはどれか。
問題文の画像
  • ボックスカルバートの頂版の内側主鉄筋と側壁の内側主鉄筋の太さは、同じである。
  • ボックスカルバートの頂版の土かぶりは、2.0 mである。
  • 頂版、側壁の主鉄筋は、ボックスカルバート延長方向に 250 mm間隔で配置されている。
  • ボックスカルバート部材の厚さは、ハンチの部分を除いて同じである。

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この過去問の解説 (3件)

01

【正解は1です】

1→誤りです。

頂版の内側主鉄筋は頂版の図(B-B断面)よりS1-D19であり、側壁の内側主鉄筋は側壁の図(D-D断面)よりW1-D13です。

両者は異なっているので、誤りです。

2→正しいです。

一般図より、土かぶりは2.0m(2000mm)です。

3→正しいです。

頂版、側壁の図より、各主鉄筋は、ボックスカルバート延長方向に250mm間隔で配置されています。


4→正しいです。

一般図より、ボックスカルバート部材の厚さは、ハンチの部分を除いて同じ(400mm)です。

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02

1→誤りです。

頂版の内側主鉄筋は頂版の図(B-B断面)よりS1-D19です。

一方、側壁の内側主鉄筋は側壁の図(D-D断面)よりW1-D13です。

頂版の内側主鉄筋はD-19、側壁の内側主鉄筋はD-13です。

よって鉄筋径は異なっています。

2→設問通りです。

一般図よりボックスカルバートの頂版の土かぶりは、

2.0 m(2000㎜)です。

3→設問通りです。

頂版、側壁の図より、主鉄筋は、ボックスカルバート延長方向に250㎜@4の

間隔で配置されています。

4→設問通りです。

一般図よりボックスカルバート部材の厚さは、

ハンチの部分を除いて同じ(400㎜)です。

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03

ボックスカルバートは、道路や鉄道の下を横断する水路や通路として用いられることが多い構造物です。問題を通して、ボックスカルバートの構造と配筋に関する知識を深めましょう。

選択肢1. ボックスカルバートの頂版の内側主鉄筋と側壁の内側主鉄筋の太さは、同じである。

不適当: 内側主鉄筋はD-19、側壁の内側主鉄筋はD-13です。ボックスカルバートの頂版の内側主鉄筋と側壁の内側主鉄筋の太さは、同じではありません。

選択肢2. ボックスカルバートの頂版の土かぶりは、2.0 mである。

適当: 一般図より、土かぶりは2000mmであると確認できます。

選択肢3. 頂版、側壁の主鉄筋は、ボックスカルバート延長方向に 250 mm間隔で配置されている。

適当: 図面より、頂版、側壁の主鉄筋は、ボックスカルバート延長方向に250mm間隔で配置されていることがわかります。

選択肢4. ボックスカルバート部材の厚さは、ハンチの部分を除いて同じである。

適当: 図面より、ボックスカルバート部材の厚さは、ハンチ(隅角部)を除いて同じです。ハンチは、応力集中を緩和し、構造物の強度を高めるために設けられます。

まとめ

ボックスカルバートの設計・施工においては、土かぶり、鉄筋の配置、部材の厚さなど、様々な要素を考慮する必要があります。これらの要素は、構造物の安定性や耐久性に影響を与えるため、適切な設計と施工が重要です。

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