1級土木施工管理技士 過去問
令和元年度
問65 (必須問題 問65)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級土木施工管理技術試験 令和元年度 問65(必須問題 問65) (訂正依頼・報告はこちら)

工事用電力設備に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • 工事現場において、電力会社と契約する電力が電灯・動力を含め 100 kW未満のものについては、低圧の電気の供給を受ける。
  • 工事現場に設置する自家用変電設備の位置は、一般にできるだけ負荷の中心から遠い位置を選定する。
  • 工事現場で高圧にて受電し、現場内の自家用電気工作物に配電する場合、電力会社からは 3 kVの電圧で供給を受ける。
  • 工事現場における電気設備の容量は、月別の電気設備の電力合計を求め、このうち最大となる負荷設備容量に対して受電容量不足をきたさないように決定する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

【正解は4です】

1→誤りです。

工事現場において、電力会社と契約する電力(電灯、動力含めて)が50kW未満については低圧の供給を受け、50kW以上については高圧の供給を受けるので、誤りです。

2→誤りです。

変電設備は、できるだけ負荷の中心から近い位置を選定します。電線がなるべく長くならないようにするためです。

3→誤りです。

工事現場で高圧にて受電し、現場内の自家用電気工作物に配電する場合、電力会社からは6kVの電圧で供給を受けます。

4→正しいです。

問題文の通り、工事現場における電気設備の容量は、月別の電気設備の電力合計を求め、このうち最大となる負荷設備容量に対して受電容量不足をきたさないように決定します。

最大でなく平均の負荷設備容量などにしてしまうと、時期によっては受電容量不足となってしまいます。

参考になった数42

02

1→誤りです。

工事現場において、電力会社と契約する電力が電灯・動力を含め 50 kW未満のものについては、低圧の電気の供給を受け、50kW以上のものは、高圧の電気の供給を受けます。

2→誤りです。

工事現場に設置する自家用変電設備の位置は、

電線が長くなりすぎないように、負荷の中心に設置します。

3→誤りです。

工事現場で高圧受電(50kW以上の受電契約)し、現場内の自家用電気工作物に配電する場合、

電力会社からは 6 kVの電圧で供給を受けます。

4→設問通りです。

電気設備の容量は、月別の電力合計が、最大となる負荷設備容量に対して

受電容量不足をきたさないように決定します。

参考になった数15

03

工事用電力設備は、工事現場における様々な電気機器の使用を支える重要な設備です。問題を通して、工事用電力設備の設置や運用に関する知識を深めましょう。

選択肢1. 工事現場において、電力会社と契約する電力が電灯・動力を含め 100 kW未満のものについては、低圧の電気の供給を受ける。

不適当: 50kw以下が低圧50kw以上が高圧とされます。

選択肢2. 工事現場に設置する自家用変電設備の位置は、一般にできるだけ負荷の中心から遠い位置を選定する。

不適当: 自家用変電設備は、負荷の中心に近い位置に設置することで、配電ロスを減らし、電圧降下を抑制することができます。

選択肢3. 工事現場で高圧にて受電し、現場内の自家用電気工作物に配電する場合、電力会社からは 3 kVの電圧で供給を受ける。

不適当: 高圧受電の場合、電力会社からの供給電圧は通常6kV以上であり、3kVではありません。

選択肢4. 工事現場における電気設備の容量は、月別の電気設備の電力合計を求め、このうち最大となる負荷設備容量に対して受電容量不足をきたさないように決定する。

適当: 設問のとおり、受電容量不足をきたさないようにする必要があります。

まとめ

工事用電力設備は、工事現場の状況に合わせて適切な電圧や容量を選定し、安全かつ効率的に運用する必要があります。

参考になった数1