1級土木施工管理技術の過去問 令和元年度 必須問題 問81
この過去問の解説 (2件)
【正解は4です】
『労働安全衛生規則 第二編 第六章 掘削作業等における危険の防止』からの出題です。
1→誤りです。
事業者は、土止め支保工を組み立てるときは、「あらかじめ」組立図を作成し、かつ当該組立図により組み立てなければならない。
とあります。
2→誤りです。
埋設物等による危険の防止
明り掘削において、埋設物により労働者に危険が及ぶと予測される場合、危険を防止する措置を取らなければならない。
露出したガス導管の損壊により労働者に危険を及ぼすおそれのある場合は、つり防護、受け防護等による当該ガス導管についての防護を行ない、又はガス導管を移設する等の措置でなければならない。
とあります。
3→誤りです。
明り掘削において、掘削作業を行う場所は作業を安全に行うために必要な照度を保持しなければならない。
とあります。
4→正しいです。
点検者を定め、地山の崩壊や落石など、労働者の危険を防止するため、次のような点検を行う。
①その日の作業開始前、大雨の後、中震以上の地震後に作業個所及びその周辺の地山について点検させる。
* 浮石・亀裂の有無および、その状態、湧水および凍結の状態の変化。
* 発破を行った後、浮石および亀裂の有無およびその状態を点検。
とありますので、正しいです。
「土工工事における明り掘削作業にあたり事業者が遵守しなければならない事項」に関しては、
「労働安全衛生規則 第二編 第六章 掘削作業等における危険の防止」を参照しましょう。
1.誤っています。
土止め支保工においての「組立図」は日々の進捗によって
その都度組み立てることはありません。
基本的に作成された組立図により施工します。
(工事状況による見直しはあります)
上記第370条を参照しましょう。
2.誤っています。
この場合、機械掘りでなく「手作業等」で検討します。
上記第363条を参照しましょう。
3.誤っています。
上記第367条に「事業者は、明り掘削の作業を行う場所については、
当該作業を安全に行うため必要な照度を保持しなければならない。」
とあります。
4.正しいです。
本文の通りです。上記第358条を参照しましょう。
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